出版社内容情報
円熟の至芸に酔うのもよし、脂の乗りきった芸を堪能するもまたよし。見巧者、聞き巧者で先物買いもよし。どの場合でも、本書は必携!自分は、演芸を撮りはじめた日から落語・演芸の国の片隅に住まわせてもらっている。この国にこの先少しでも長くいるためには、変わることなく演芸写真家としての仕事をまっとうしなければならない。それは、ぜひ聴いてほしい観てほしいと思う芸人さんの姿を紹介しつづけていくことだと思っている。そして、自分が撮った写真がきっかけとなって落語・演芸に興味を持ち、高座に足を運んでくれるお客さまが一人でも増えたら、演芸写真家にとってこれ以上に嬉しいことはない。(中略)この本に紹介している新真打や、すでに大活躍し、多くのお客さまからの支持を集めている人気の二ツ目さん、新たに前座さんから昇進した期待の新二ツ目さん、そして日々夢を持って努力を続ける前座さんたちといったこれからの落語界、演芸界を担うであろう数多くの若手芸人さんたちの姿をファインダー越しに見るたびに、自分は明るい未来の拡がりを感じることができる。/数十年後、未来の落語・演芸ファンが、/「いま、大人気の○○師匠もこのころはまだ若かったね」/と懐かしく語り合うだろう将来の大看板がこの本のなかにいると信じて、これからも芸人さんへの愛情と尊敬を込めて高座に向き合っていきたい。(「あとがきという始まり」より)
橘蓮二[タチバナ レンジ]
著・文・その他/写真
目次
噺家の仕事、写真家の仕事
奇跡の男
両雄の楽屋
間がいい人は間に合う人
自開症の人
謙虚を助け不遜を挫く
感心ではなく感動
逆説のスター
声の色合い、技の彩り
アウェー・アンド・アウェー
上方落語が描くもの
誰が為に生きる
受け継ぐ想い
落語に宿る生命力
新作落語の旗手たち
優しさのゆくえ
存在しない“隠れた天才”
出会いはなにかの加減
あとがきという始まり
著者等紹介
橘蓮二[タチバナレンジ]
1961年生まれ。’95年より演芸写真家として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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