講談社文庫<br> 聖女の毒杯―その可能性はすでに考えた

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講談社文庫
聖女の毒杯―その可能性はすでに考えた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065119433
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位獲得の傑作が文庫化。今、最も読むべきミステリシリーズ!!「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位
今、最も読むべきミステリ!!

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。
不可解な毒殺は祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか?
探偵・上苙丞(うえおろじょう)は人の手による犯行可能性を数多の推理と論理で否定し、「奇蹟の実在」証明に挑む。

第一部 婚
第二部 葬
第三部 悼


井上 真偽[イノウエ マギ]
著・文・その他

Q?TA[QTA]
著・文・その他

welle design(坂野公一・吉田友美)[WELLEDESIGN]
著・文・その他

菊地 信義[キクチ ノブヨシ]
著・文・その他

内容説明

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。不可解な毒殺は祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか?探偵・上苙丞は人の手による犯行可能性を数多の推理と論理で否定し、「奇蹟の実在」証明に挑む。

著者等紹介

井上真偽[イノウエマギ]
神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K

142
シリーズ2作目。望まれない結婚式の席で回し飲みされた酒によって"飛び石"で3人の男と1匹の犬が斃れる。誰が?どうやって?例によって碧髪の探偵の手であらゆる人為的な犯行可能性が吟味され、読者は二転三転する事実(と思われる可能性)に振り回され放題なハズ。最後の最後まで真相が明らかにならない焦燥感に手に汗握り、辿り着いた結末に少しだけ報われたような心の温かさを感じられた。毒殺という間接的な殺害方法の不確実性を巧く扱い、可能性の否定、反証という本シリーズのテーマを確りと踏襲してきてくれた秀作。2019/03/23

naji

97
前作に引き続き読了。この場面展開になること自体が奇蹟に近いと思った。今回も不毛な論考がなされるわけであるが、様々なトリック及びロジックが飛び交います。ストーリーの終着点としては良かったのであろう。果たして次回作は、どうなることやら。。。2018/08/12

さばかん

86
その可能性はすでに考えた。      そ の 可 能 性 は す で に 考 え た 。       その可能性は見落としていた…………………………。           よくあることなのかもしれないが、それが盲点だったのは間違いない。思い込みとは恐ろしいものだ。      しかしまぁ色んな可能性を提示してはそれを潰していくのはなかなか楽しい過程ですな。永遠に読んでいられるくらい。              ところでメフィスト賞受賞作の文庫化はまだですか。2018/09/17

ふじさん

84
シリーズ第二作。名実ともに2016年の本格ミステリを代表する傑作。次々展開される推理と反論の応酬に、半ば酩酊しつつ読み耽った。「奇蹟」とされる不可能状況のスケール感、個々の仮説で示されるトリックや論戦の果てに行き着く結末等、前作のド派手さに比べると印象は正直やや控えめ。それでも事件がリアルタイムで発生した毒殺である点を見事に活かし、常に驚きを用意し続けたプロットには瞠目。対決の場それ自体に特殊な論理を持ち込んだ試みも抜け目がなく、あらゆる描写が後に伏線として立ち上がってくるその度に一々膝を打った。大満足。2021/12/17

真理そら

63
なるほどウエオロが奇蹟を探すのはマザコンの一種なのか、と妙に納得してしまった。今回もフーリンは魅力的だが前作に比べて人間らしくなっているのが少し寂しい。鉱滓ダムの話題が蠱毒の法につながる部分はなるほどと思った。≪断想≫の中の、何一つ思い通りにならない私たちの人生の中で「いつ人生を降りるか」の選択権だけはあるという意味の記述が印象的だった。少年探偵・八ツ星は相変わらず可愛い。2019/07/29

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