出版社内容情報
スコットランドの古都エジンバラを拠点に、ヨーロッパの投資家に日本株投資を勧める著者。この数年、ヨーロッパでの日本企業の評判はうなぎ登りで、年間のリターンは20%を超える。そして日本を旅したヨーロッパ人は、ことごとく日本文化のファンになって帰ってくる。日本の劇的な変化は、むしろヨーロッパの片隅から眺めたほうが、輪郭がはっきりするのだ!
内容説明
「日本人であること」が、仕事でも英語でも有利!英国から輝いて見える日本!!
目次
序章 エジンバラの丘から眺める日本
第1章 英国で働いたから見えた日本の実像
第2章 日本人だからこそ英語が通じる
第3章 美しき金融都市エジンバラ
第4章 スコットランドの日本的な人々
第5章 エジンバラで確信した日本の成長性
著者等紹介
ハーディ智砂子[ハーディチサコ]
東京都に生まれる。慶應義塾大学文学部社会心理教育学科卒業。1990年から、英国スコットランド・エジンバラ在住。現地の生命保険会社や資産運用会社などで投資業務を歴任。2006年よりフランスの大手保険グループAXA(アクサ)の資産運用会社AXA Investment Managers勤務。日本株アクティブ投資の責任者を務める。スコットランド人の夫とのあいだに一女一男(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奏市
12
エジンバラ在住の投資専門家による海外生活して気づく日本の良さ・改善したい面等についての書。周りが外国人だらけのディスカッションで自身の意見に注目させるには、日本人独自の視点での発言を意識するといいとは、なるほどと感じる。先日読んだ本に書いてあったイスラエルでは全員一致は無効との考え方に似たものとして、英国では議論で皆が同じ意見になると、誰かが故意に反対意見を言うdevil’s advocate(悪魔の代弁者)という役割があるらしい。スコットランド人は家族タイプが日本人と同種で世間体気にしいの人種との事。2020/05/25
ikedama99
8
書店で気になって購入し、一気に読み進めた。エジンバラから見える日本の姿、筆者から見えるものに、日本にいると見えないものがあるのだと思う。「ビジネスは人なのだ」という言葉は国内でも聞く言葉だが、このように海外から日本を見、また企業の良さを見ている人も同じ言葉を取り上げてくれることに、共感を覚える。スコットランドについても知りたくなった。2019/05/19
ヒロモ
3
会社回覧。年長の息子をどう育てるか、私のキャリアをどうするか、悩んでいたところだったのもあり、色々気持ちがすっきり落ち着いた。Serendipityかな?地頭が良いのが前提にあるのだろうけど、努力をおしまずきちんと結果にされる行動力は見習いたいです。2019/05/08
メカメカ
2
スコットランドのエジンバラに住む日本人女性が書いた本。職業は投資ファンドのマネージャー、つまり機関投資家。その人が一日本人としての観点とファンドマネージャーとしての観点から書いた本、という感じ。どうやら外から見てると日本はまだまだ可能性があるらしい。ちなみにその視点で選んだ銘柄は高騰してファンドは大きく勝ってるとか。でも、正直その部分よりスコットランドと日本の共通点や違いを日常生活的な部分で書かれている部分の方が興味を持って読めたのは変に主張的なものが無かったからか。2020/09/15
ともち
2
語学の勉強法は参考になります。優良株の判断方法も参考になります。良い意味で素人の立場で物事を見られると言うのは説得力があります。2019/07/06