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出版社内容情報
ヨーロッパ随一と謳われた、美しさ、強靭さ、そして過激(ヤバ)さ!伝説の皇妃・エリザベートが駆け抜ける、歴史アクション!19世紀、欧州を覆う動乱の影は、華麗なる宮廷にも及んでいた。ハンガリー独立派のイーダは、ハプスブルク家の皇妃エリザベートと接触する。だが、その美しさ、そしてその強さは想像を絶するものだった…!!歴史に残した「貴」、歴史に残らぬ「卑」が、華麗なる宮廷に狂い咲く!
Cuvie[キュービー]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
9
初読みの作家さんです。19世紀、ヨーロッパ。ハンガリー独立を狙う一派は、オーストリア帝国皇后陛下で宮廷で孤立するエリザベートの元に、イーダという女性を侍女として送り込む。そのイーダが見たエリザベートの姿は・・・吊り輪を使った運動や腕立て伏せ(しかも片手)、ダンベルを使った運動を行うなど、筋トレに余念がありません(どこの魔法王国の王女だ)自分を狙う暗殺者を日傘に仕込んだ剣で手首を一閃、拳銃を持った男二人相手でも全くひるまず、撃退します。肉体的な強さはありますが、精神は繊細(続く 2018/12/01
kenitirokikuti
8
ブックライブ電書にて。Cuvie姉御の一般向け作品。ウィーン発のドイツ語ミュージカル「エリザベート」はここ30年の世界的ヒット作のひとつ。日本では1996年に宝塚が、2000年からは東宝が上演。96年に名香智子描き下ろしの伝記漫画があって、自分はそれを読んだ記憶あり▲本作は、デュマっぽいかな? バレエロマン『絢爛たるグランドセーヌ』と同じく、題材から手にした青年誌(&成年誌)と無縁なタイプの読者がおり、レビュー等に多少文化摩擦が感じられる。まぁ、Cuvie姉御自身は洋物お芝居を観るタイプなのだけど。2019/08/04
はなちゃん
5
イメージのエリザベート皇妃と全く違う。毎朝筋トレって(笑)。『絢爛たる~』も読んでいますが、華麗なバレエもこの方が描かれると現実的なスポ根に、そして華麗なる宮廷劇も、武闘派皇妃の活躍劇になる。そこが面白いです。2018/04/30
わびすけ
5
血の伯爵夫人、エルジェーベト・バートリ夫人ではなく、オーストリア皇后エリザベート陛下の物語。様々な陰謀渦巻く宝塚風味のストーリーであるが作者独自の解釈を持ってコミカルさも際立つ。ツイッターでも話題になっていたが毎日二時間の筋トレを行い、刺客に対して私を倒したいなら軍隊持ってこいと言い放つ強靭さ、侍女の手紙には「皇后陛下は最悪です」と書かれるなど何とも我々が抱く貴族像とはかけはなれた人物で今後の展開が楽しみ。 歴史に残した「貴」、歴史に残らぬ「卑」が、華麗なる宮廷に狂い咲く!2018/04/27
shushu
3
本筋とは違いますが、「ハンガリーはマジャール人だけのものではないぞ」という台詞が気になって読み続けます。2020/01/25