出版社内容情報
「幸せとは何か?」に自力で答えを出す! フランス大学入試の哲学小論文と偉大な哲学者たちの幸福論で、論理的思考力を身につける。哲学は、世界を生き抜くための武器である
フランス人は、幸福についてのさまざまな哲学的な立場や議論を学びます。そしてそれを哲学小論文(ディセルタシオン)という「思考の型」に当てはめて、自分なりに表現することを、高校時代に徹底的に練習しています。生きていく中で自分が遭遇した問題や困難をどのように理解すべきか、人生をどのように切り開いていくかを考えるための実践的な道具が哲学なのです。しかし、これはフランス人の専売特許ではありません。誰でも「思考の型」を身につけ、活用しながら、この世界を生き抜いていくことができるのです。われわれもまた、幸福に至る道を見つけるために、哲学すればいいのです。
坂本 尚志[サカモト タカシ]
著・文・その他
内容説明
日本人が不幸なのは、哲学をやっていないからだ!!幸せのフレンチ・パラドックス―日本は、失業率も殺人発生率も肥満率も低いのに、幸福度だけフランスに負けている!アリストテレス、デカルト、スピノザ、カント、ニーチェ…フランスの高校生たちは、偉大な哲学者たちから学び、考え、自分で答えを出している!“バカロレア(フランスの大学入試問題)”でわかるフランス式幸せになる思考のエッセンス。
目次
1 フランス人は大学に入るために、幸福について考える―バカロレア哲学試験とは何だろうか?(フランスの「大学入試」バカロレア;コースで中身が大違いのバカロレア ほか)
2 「思考の型」を身に付けて「自分で考える」ようになる―バカロレア哲学試験で学ぶ思考の方法(学習参考書は考えるヒントの宝庫;「思考の型」を自分のものにするために ほか)
3 幸福とは何だろうか?―フランスの高校生が学ぶ哲学(幸福とは何か?;幸福は個人的なものか、集団的なものか? ほか)
4 現代人の幸福に関する悩みを考えてみる(「卑怯だろうが卑劣だろうが、幸福になれれば勝ちなのか?」;「孤独のなかで幸福でいられるのだろうか?」 ほか)
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