出版社内容情報
「組織」に属するがゆえのアナタの悩みを、世にも奇妙な世界史専門塾・ゆげ塾の塾長が豊富な世界史の事例を通じて鮮やかに解決!「組織」に属するがゆえのアナタの悩みを、世にも奇妙な世界史専門塾・ゆげ塾の塾長が豊富な世界史の事例を通じて鮮やかに解決!
ゆげ ひろのぶ[ユゲ ヒロノブ]
著・文・その他
内容説明
悩める社会人よ、世界史を学べ!なぜ、組織は不公平な処分を許すのか?なぜ、組織は老害を生んでしまうのか?なぜ、組織の情報共有は進まないのか?「こんな組織、許せない!!!」…と上司や部下にキレる前に、組織のギモンは世にも珍しい世界史専門塾「ゆげ塾」にきけ!
目次
第1章 なぜ、組織は不公平な処分を許すのか?
第2章 なぜ、組織は老害を生んでしまうのか?
第3章 なぜ、組織には階級の流動性が必要なのか?
第4章 なぜ、敵対組織のトップを討ちとってはいけないのか?
第5章 なぜ、組織の情報共有は進まないのか?
第6章 なぜ、専門家に組織の判断を任せてはいけないのか?
第7章 なぜ、組織は技術の前に跪くのか?
著者等紹介
ゆげひろのぶ[ユゲヒロノブ]
ゆげ塾塾長。世界史専門塾を営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文学YouTuberベル
38
なぜ組織は ✔️不公平な処分を許すのか? ✔️老害を生むのか? ✔️情報共有が進まないのか? 悩み、キレる前に!組織とは何かを国家で知り、歴史の成功・失敗を現状に当てはめると…妙に納得!世界史知らなくても身近に感じる構成で楽しい。2019/07/26
アキ
15
ゆげ塾のゆげひろのぶ講師自身の社会人としての経験から、「社会科学として最も有用な世界史を元に読み解く」という本で、どのページも目からウロコ。なぜあんなに会社に貢献していたのに首を切られるのか?情報が部下に下りてこないということもひとつの情報である。年功序列制度の生まれた理由と崩壊した理由。争って勝った相手の首をとってはいけない理由などなど、相変わらず3行ルールで文字数は少ないが、ほぼ全ページ付箋だらけの薄いけど内容充実の本。サラリーマンにお薦めします。ゆげ塾の本は全部人生に役に立つ。生徒になりたい~。2018/06/06
ニャンリッチ
14
面白かった。太平洋戦争で日本の軍部が暴走した原因も、現代の組織に当てはめて教えてもらうとスッキリ。「神」が「老害」に成り下がる過程と「アルデンヌの悲劇」(独と仏の戦争)の顛末との関連も哀れ。私が経験している解せない人事異動の意義もわかったような気がする。著者の本をもっと読みたくなってしまった。2020/06/15
はる坊
11
世界史の例をあげて組織の不条理を解明している。 特に二度の大戦の例が多いが、組織力が勝負を決したと言っても過言ではないと思うので、仕方ないと思う。 何か組織に対しておかしいなと思ったとき、過去の例を世界史から引っ張り出して参考にすれば、1人で悩むより道が開けるのではないかと思う。2020/08/14
やまやま
11
池袋の塾です。人材の育成コストと組織の価値観を基に、将を温存することが大切と考える思考は、万人の「価値」が等しいと考える民主主義的な発想からは生まれないが、歴史的にはリーダーは常に枯渇していたということにも見える。老害に対抗するには組織の流動性というのは当然であるが、ペタン元帥やチンギスハーンという人物と比較することで歴史が今に生きてくる。敵のトップの首を取らなかったということで、溥儀さんのことを思い出した。技術の変革が組織の形を変えるというのは、産業革命を引き合いに出さずとも現代がそのとおりかと。2019/05/31