出版社内容情報
季節の野生食材てんこ盛り。我々はいつでも、都市の生態系の頂点に立てる! 人気ブログ「野食ハンマープライス」運営者、初の単著。
内容説明
「野食」とは「野生食材をとって食べる」ことを意味する。この耳慣れない言葉に接したとき、都市圏で暮らす人であれば「身近にそんな自然はない」と返すかもしれない。また、「初心者には無理なんじゃないの?」と疑問を持つ人もいるだろう。だが、いずれも答えは「ノー」だ。世界有数の大都市である東京を例にとっても、都市河川はもちろん、街路の植え込みでさえ独自の生態系が形成され、簡単に利用できる美味しい野生食材が多数隠れている。そして、あなたがその気になれば、いつでもこの“都市の食物連鎖”の頂点に立つことができるのだ。「野食」に必要なのは、少しの知識と、一歩踏み出す勇気だけ。さあ、本書を片手にフィールドに出よう!
目次
野食のススメ 初夏の章
野食のススメ 夏の章
野食のススメ 秋の章
野食のススメ 晩秋の章
野食のススメ 冬の章
野食のススメ 春の章
著者等紹介
茸本朗[タケモトアキラ]
野食家。1985年、岡山県生まれ。「自分でとった野生食材を料理して食べる」野食の道に入る。2012年に開設したブログ『野食ハンマープライス』は、読者の支持を得て月間100万PVの人気ブログとなった。近年は、テレビ番組への情報提供や、雑誌への寄稿も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yutaka Matsuzawa
15
アグネス・チャンが来日した時にハトを見て、美味しそうなぜ食べないのかと思ったらしい。そう、食べるか食べないか。この本は都会でも野生の食材は意外とあり、どんな場所でどう採り調理するかが書いてある。水辺なら魚はもちろんエビや貝。野原があれば食べられる植物、キノコ。ハードルは高いし勇気もないがミドリガメやセミも美味しいらしい。手間はかかるがタダで採れたものが食べられると思うとなんだか楽しい。自給自足やサバイバルまではしないが、東京湾なら自転車で行けるので貝でも採りに行ってみようかな。2021/01/28
つちのこ
7
2017年9月初版。著者曰く【野食】とは「野生食材をとって食べること」。野山、海、川など都市近郊の身近な場所で手に入る食材の採集と調理法を解説している。野草やキノコ、魚、貝などはまだしも、蛇や亀、バッタ、コオロギ、ウシガエルといったゲテモノもリストアップしているので、サバイバルの要素も強い。飽食時代の今日にあえて野食にチャレンジすることはモノ好きの何物でもないが、人間本来が持つ狩猟本能と経済的理由も含めて考えると、自給自足生活のヒントとなりえる労作である。2018/06/29
回天アセロラ
6
野生生物や植物を自分で採って、自分で調理する。前々からそんな憧れはあったけど、無知ゆえに安全性が不安でなかなか手が出せなかった。 けれど、この本のおかげで、野食に対して理解が深まり、ハードルがぐっと低くなったように感じがする。 今夏に野食お泊まりキャンプをしたい!2018/07/06
niz001
6
妙に実用性が高い。カマドウマを実食してるのは初見だと思う。『信じがたいことに味がよい』らしい。マテバシイはアク抜きしなくていいのか。2017/10/13
ユウティ
4
ブログに本を出版されるとあったので早速。ちょっといやな予感がしていたけど、やっぱり内容が新書向きではないように思う。野食のスタート地点をターゲットにしたとのことで、ブログでうおっ!と思った挑戦的な食材がカメくらいしか載っていないし、欲しいと待っていた図鑑も残念なことに白黒で本当にもったいない…。写真はカラーで、もっと自由に書ける本であって欲しかったなぁ。と辛口でごめんなさい。でもこれからも応援します。次回作も読みたいです。それから釣りをやってみたいと思うようになりました。2017/11/04
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