少年マガジンＫＣ 恋と嘘 〈７〉

ムサヲ

講談社（2018/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 192p／高さ 18cm
• 商品コード 9784065103821
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

真田莉々奈の選択。根島由佳吏の決意。　仁坂悠介の秘密。そして、高崎美咲の意思。交錯する想いは絡まり、縺れ後戻りできない。「嘘」は許されない。「恋」はもっと許されない。すこし未来。日本では16歳になると、政府から結婚相手が指名される世の中になっていた。根島由佳吏15歳は、日本の片隅に住む、うだつの上がらない少年。成績もスポーツも中の下。だがしかし、その胸に燃えるような恋心を秘めていた！　恋が許されない世界で、誰かを好きになってしまった少年の運命は‥‥！？

真田莉々奈の選択。根島由佳吏の決意。　仁坂悠介の秘密。そして、高崎美咲の意思。もしも政府通知がなかったなら出会った男女はごくありふれた恋人として青春を謳歌していたのかもしれない。だが、交錯する想いは絡まり、縺れ、いつの間にか後戻りできなくなっていた。由佳吏が彼氏として臨んだ初めてのデートで、美咲はある「嘘」をつく──。

ムサヲ［ムサヲ］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

莉々奈は自分の思いにきちんと気づいているのか気になる選択だけれど、デートで本心が垣間見えた美咲が由佳吏についた悲壮な嘘、そして一条に決意を否定される由佳吏に加えて、仁坂もそろそろ限界っぽくて不穏な未来しか見えないんですけどこれからどうなっちゃうんですかね…捻れたままの矢島と一条の関係も何か切ない。

2018/05/12

[JACK]

☆ 国が選びだした理想の異性が政府から通知される近未来の日本。少子化を食い止めるために作り出されたこの制度は上手く機能しているが、他人に決められた相手ではなく、自分の好きな相手と一緒になりたいと願う人もいるのだった。根島はずっと好きだった高崎さんとの初めてのデートで楽しい時を過ごすが、別れ際に彼女の強い意思を伝えられて困惑する。彼女の言葉のどこまでが本当でどこからが嘘なのか。一方、根島の政府通知の相手である莉々奈も大きな一歩を踏み出すのだった。可愛らしい絵柄と、辛口の物語の組み合わせが切なくなります。

2018/04/15

[葉鳥]

一条さん、ゆかり婚はあまりうまく行ってないんだろうな。気持ちのぶつけ場所がなかなかに捻れてる。周囲隣の芝生は青い状況で、いつかは責任や義務になる普通とは違う恋をずっと貫き通していけるのかという問いには確かに答えられない。ゆかり婚って占いの後押しにも似たようなものがあるんだな。

2021/05/16

[ヤギ郎]

シリーズ第7巻。物語の真相に迫る前段階の巻。以前から思っていたことが，「ゆかり婚」って法的に大丈夫だろうか。これはさて置き，次巻は仁坂に注目！彼はいったい何を語るのか！

2018/04/12

[ナギ]

一条の言うこともわかるが、男は基本的にそういうものでしょう。全員がそれぞれの思惑(思いやり)をぶつけてくるから辛いのもあるんでしょうね。

2021/01/17