ブルーバックス<br> 生命を支えるATPエネルギー―メカニズムから医療への応用まで

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ブルーバックス
生命を支えるATPエネルギー―メカニズムから医療への応用まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065020296
  • NDC分類 464.27
  • Cコード C0245

出版社内容情報



二井 將光[フタイ マサミツ]
著・文・その他

内容説明

体内でエネルギーを運搬し、私たちの生命を維持するのに欠かせないATP(アデノシン3リン酸)。ATPを取り巻く酵素やタンパク質に不具合が生じるとさまざまな難病、ガン、胃潰瘍、骨粗鬆症、認知症などの病気を引き起こすことが解明されてきました。ATP合成のしくみから医療への応用まで、最新の研究を交えながら解説します。

目次

前編 エネルギーを生命へ―光・糖・ATP(太陽の光から植物へ。エネルギーを糖へ;植物から動物へ。糖を変換してATPエネルギー生産;生物の細胞内で。すごい性能のATP合成酵素;私たちの体内で。ATP合成と病気)
後編 生命の中心にATP―メカニズムと医療への応用(筋肉から胃酸まで。ATPのはたらき;ATPで動くイオンポンプと病気;生きるに必須なオルガネラと水素イオンポンプ;ATPが支える細胞内の輸送・運搬;生物エネルギー研究から医療へ)

著者等紹介

二井將光[フタイマサミツ]
大阪大学名誉教授。日本薬学会および日本生化学会名誉会員。東京大学薬学部卒業。薬学博士。東京大学薬学部助手、岡山大学薬学部教授、大阪大学産業科学研究所教授・所長、微生物化学研究センター(現・微生物化学研究所)特別研究員などを歴任。生物がエネルギーを生産し使うメカニズムの解明に尽力。日本薬学会賞、持田記念学術賞、藤原賞、日本学士院賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

俊介

21
生化学って複雑な話が多くて理解するのに苦労するけど、本書はエネルギー代謝の話に的を絞っており、比較的分かりやすかった。「エネルギーの基軸通貨」とも形容されるATP。我々が食べ物などから摂取したエネルギーは、主にATPという物質に変換されなければエネルギーとして利用できないとこが、貿易決済におけるドルみたいなもの?だからそう言われるのだろう。本書によると、このエネルギーの変換過程は、発見当時、科学者でも理解するのに苦労したらしい。当初、何らかの化学物質を介在して変換されると考えられていた。2022/03/12

テイネハイランド

13
図書館本。こういう本を読むと世界中の研究者の努力により生物の中の微小器官の活動のメカニズムがわかってきたのを実感できて読んでいてワクワクします。これが数学や素粒子物理学だと読み手の理解力を超えたりしますが、バイオ系だとそこまで難解ではないのがいいですね。アメリカの名門MITで全学生が生物学の講義を履修するのも納得です。本書は細胞のエネルギー源となるATPの生成、およびATPを活用する器官の働きを解説した本ですが、目には見えないミクロの世界で風車やモノレールが動いているのが目に浮かぶようで楽しめました。2024/01/06

jjm

8
参考書では説明が不十分(個人的に自分の知りたい内容が書かれてない)である部分について、しっかり言及され、またとてもわかりやすく説明している良本。繰り返し読みたい。2020/08/03

arihero

7
グルコースが細胞に取り込まれエネルギーとなるATPが合成され、使用される仕組みが説明されています。化学とか苦手ですが、ATPが日々1500回もリサイクルされ、その70%がイオン輸送に使われているなど、食べた炭水化物がエネルギーとして使われているという意味がこれまでより深く理解できました。2023/07/30

うぃっくす

7
植物が光合成でつくってくれた糖をわたしたちが摂取して、それをグルコースとして細胞内に取り入れるとミトコンドリアでATPが合成される。ATPは汎用的にエネルギーを受け渡しするので生命活動に不可欠。そのATPを合成するためには複数のタンパク質が関わっている。それがファクター1でファクター1がATPを合成するようにするにはファクターオーが必要、と。このあたりまではなんとかついてこれた。けど二次構造、三次構造、立体構造とかでてきてお手上げ。興味深いテーマだけど難しかった。最近流行りの糖質オフってよくないのでは?2018/06/17

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