少年マガジンKC<br> 橙は、半透明に二度寝する 〈1〉

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少年マガジンKC
橙は、半透明に二度寝する 〈1〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784063951158
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

普通すぎる「日常」のお隣には、いつだって「非日常」が‥‥。唯一無二の奇才、阿部洋一が描く、ナイトメアオムニバス!

思春期‥‥、それは出口のない脳内迷宮。唯一無二の奇才、阿部洋一が描く、ナイトメアオムニバス! まるで純文学のような、漫画の新境地! 悩みながら、たまに間違えながら、皆生きている。

大好きな友達の首を切った女の子。告白したら爆死しちゃう、爆死病の女の子。カブトムシをこよなく愛する女の子。普通すぎる「日常」のお隣には、いつだって「非日常」が。だけど、それは後からわかること‥‥。珠玉の短編7話で贈る、まるで純文学のような、漫画の新境地。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いっちゃんず

32
帯にある「不思議で不気味…でも温かい」という説明が的を射ている漫画。やりたいことはとてもよくわかる。絵といい話といい、かなりの感性を感じる。でも私、この作品、生理的にダメだった。まず1話の生首の傷口のリアルさにやられてしまったのだけれど、さらに、7つの話に通ずる「何か」に気持ち悪さを感じてしまったのだ。「何か」が間違いなく伝わってきたという事は、ある意味すごい作品なのかもしれない。これ、別冊少年マガジンで連載しているのか…2015/09/14

kanon

27
こりゃ面白い…「まるで純文学のような」って正にそんな感じである…。なんか理解出来ないことやってるのだけれど、と言うか最後まで読んでも分からないと言うこともザラにあるのだけれど、どこか奥深さがある感じ。こんな作品を読んだんだぜーって格好つけたくなる感じ。でも漫画なので読みやすいよ勿論。短編形式なので、まあ最後にはオチがあって、でもそこをあえて投げっ放しにするのである。結末は何となく予想出来るけど、正確には書かないで、読者に委ねている。まあそこも純文学の”ような”感じに繋がる。非常に面白かった。続刊にも期待。2015/01/24

眠る山猫屋

27
書店で見かけた時は、ちょっと感動。バニラスパイダーでハマったのだけれど、この連作短編集も大切な一冊になりそう。不思議な架空の町を舞台に様々な不思議な出会いと別れが・・・。宇宙人ハンターの女の子や自販機で拳銃を買う少女なんかが好き。しかし一番好きなのは、この町のどこかノスタルジックな空気かな。次回も期待して待ちます!2014/06/12

JACK

16
○ 橙町(だいだいちょう)を舞台にした怪異現象を描く連作短編集。会話する女子中学生の生首、心臓がドキドキし過ぎると身体が爆発する「爆死病」の女の子、イカやカニなど様々な海産物にしか見えないエイリアンと戦い続ける女の子、校舎の3階まで届く身長の大きな女の子、などなど、日常の中のちょっとした非日常が描かれます。変なタイトル、独特の絵柄、変わった物語ともに、あまり入り込めなかった。2016/05/16

六波羅

10
最初、絵が苦手だったけど慣れたら平気になった。グロいと聞いてたから、最初は、身構えて読んでたけど、丸尾末広のマンガ読んで耐性が付いているのか、グロ表現はさほど気にならなかった。好きなエピソードは『首の皮一枚を越えた日』これは佐世保の陰惨な事件思い出すけど、これはグロの皮を被った友情の心温まる話だと思う。『爆死病』は心臓がドキドキし過ぎると爆発してしまう話。陽子の選択は一人の女性として間違ってないと思う。あのまま生きているほうが地獄だ。それからあの眼帯のお巡りさん全編に渡って出てたね。助演男優賞2014/09/07

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