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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
76
百鬼夜行の中でも一番大好きな「鉄鼠の檻」を志水さんのコミカライズで読める幸せ。「私は鼠に化かされたのでございます。」目の見えない按摩師さんが出遭った殺人現場でその男が語った「かの者が牛なら 拙僧は鼠だ」。頼豪や十牛図と、大好きな要素満載で、やっぱり鉄鼠の世界が空きだなぁとうっとり。悟りの境地と人の心に巣食う檻、姑獲鳥と対なる鉄鼠をこの先志水さんはどう魅せてくれるのか楽しみ!!榎木津タイフーンで阿鼻叫喚シーンがたくさん採用されていますように♡2017/11/29
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
74
★★★★☆京極堂シリーズのコミカライズ。本編に同じく、こちらもシリーズ化されているのだが、毎回初読のような新鮮さ…そう、つまりは自身の読解力の無さに天を仰ぐ(>︿<。)。本編を読んだ時も夢中になって、一気読みだった、そして改めて思う。「うわぁーこのシーンこういう事だったのね」「この本の謎はココだったのね」次巻待ち遠しく、はたまた自身への愁いは増すばかり。本編読み直し必至(*_*)2017/08/27
鱒子
52
kindle prime 志水アキさんの美麗な絵が素晴らしい。榎さんの顔が美しすぎて、京極堂の顔が凶悪すぎてもう!! 不憫キャラが大好きな私は、個人的には関口派です。待古庵もなかなか。そして不憫と言えば忘れちゃならない益田さん登場(でもこの人はちょっと作為的かな…)。2018/09/02
yucchi
34
レッツ坊主祭(笑) 髪型が使えない分、目つき、髭、ホクロ、頭の形などを駆使していろんな坊主が登場。待古庵が前より人間らしくなってたり久遠寺元医院長がすっかり丸くなってたり、鳥口が時々イケメンになってたり。あと京極堂の半ケツが拝めます(笑)今作は木場修が登場しない分、早々から榎さんが活躍(´∀`*)ウフフ 坊主だらけの水泳大会…じゃなくて連続殺人事件、開幕です!2017/08/21
T.Y.
31
禅僧の脳波調査のため箱根山中の寺に訪れた鳥口と敦子。古物商の今川や久遠寺医師も居合わせた旅館で、庭に突如として僧侶の死体が出現する。しかも問題の寺は謎の寺で、山中には振袖を着た成長しない娘が出るという…コミカライズ第1巻は区切りも良く榎木津が死体出現の謎を解明し、明慧寺の主な僧達が出揃うところまで。もう坊さん達も山下警部補の小物っぷりもイメージ通り、ラストの鈴の存在感も圧巻。表紙からしてモノクロの禅寺に極彩色の少女という原作の記述通りで素晴らしい。期待通りのヴィジュアル映えで満足、この先も楽しみだ。2018/08/16