シリウスＫＣ 浜村渚の計算ノート 〈８〉

モトエ恵介/青柳碧人

講談社（2016/06発売）

• サイズ コミック判／ページ数 1冊／高さ 19cm
• 商品コード 9784063906295
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

「黒い三角定規」提供のクイズ番組に渚が出演！？　人命のかかった恐怖のクイズの解答者にされてしまい、数学以外の出題に悪戦苦闘。「数学の地位向上のために国民全員を人質とする」
──学校教育から数学が消えた日本。ドクター・ピタゴラス率いるテロ組織「黒い三角定規」が、数学の復権を要求し日本政府に宣戦布告した。数学オンチの警察の面々は右往左往するばかり。そこに救世主として現れたのは、数学に関しては天才のひとりの女子中学生だった！

テレビ局のスタジオが凶暴なサルの軍団によって占拠され、「黒い三角定規」主催のクイズ番組が生放送で始まった！　解答の正否が人質の司会者の生死を決める恐怖のクイズ。そして、解答者は誘拐された浜村渚。「数学」ジャンル問題ならすらすらと解いてしまうが、「それ以外」のジャンルの問題になると大苦戦してしまう。はたして人質の命を守ることができるか！？　大人気数学ミステリー、スリル満載の最新刊！

８巻収録内容
Question10:「モンキィ・ホール・クイズショウ」その２
Question10:「モンキィ・ホール・クイズショウ」その３
Question１１:「折る女たち」その１
Question１１:「折る女たち」その２
Question１１:「折る女たち」その３
Question１１:「折る女たち」その４

モトエ 恵介［モトエ ケイスケ］
青柳碧人（あおやぎ・あいと）
小説家。千葉県出身。
『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞しデビュー。著書は、浜村渚シリーズの他に『朧月市役所妖怪課』シリーズ（角川文庫）『ブタカン！』シリーズ（新潮文庫nex）『彩菊あやかし算法帖』（実業之日本社）ほか多数。また、オリジナル漫画原作に『放課後ミンコフスキー』（漫画：帯屋ミドリ ヤンマガKC）『利根川りりかの実験室』（漫画：長谷垣なるみ KCx）がある。

青柳 碧人［アオヤギ アイト］
モトエ恵介（もとえ・けいすけ）
漫画家。愛知県出身。
2007年、第8回シリウス新人賞佳作受賞。著書に『お嬢様は武道会で踊る』（講談社 シリウスKC）がある。

桐野 壱［キリノ ハジメ］
桐野壱（きりの・はじめ）
イラストレーター。
講談社文庫『浜村渚の計算ノート』シリーズ、カバー＆挿絵ほか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[イーダ]

モンキィホールクイズショウ。黒い三角定規の人達はどこか憎めないのがいいですね。折り紙と数学っていうのは凄いですね。

2016/06/14

[水渕成分＠小説家になろうカクヨム]

前半は「確率」。同様に確からしいって言い方、懐かしいですねぇ。でも、こうやって読み返してみると、学生当時、いい加減な概念で使っていたのが丸わかり（笑）。何か敵味方の間にシンパシーのような出て来たような、次に向けての伏線でしょうか？

2019/07/11

[葛宮詠]

同様に確か「らしい」かぁ。たしかに、断言はできないよなぁ。

2016/06/27

[たいち]

数学系を志した者として、話題のためにも読んでおきたいという、変な義務感にかられています。 次は折り紙がテーマですか。

2016/06/30

[yuzuki]

モンキィ・ホール・クイズショウ編は仕掛けも壮大で見応えがありました。そして、渚ちゃんの鮮やかな解決により、またひとり数学が大好きな人を救えたことが素晴らしかったです。続く敵は、折り紙を武器に犯罪を繰り返す人物ということで、次はどんな折り紙を作って来るのか見ものです。

2016/10/27