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出版社内容情報
人は怒る生き物であるーー。銀座の老舗デパートを舞台にひも解かれる「クレーム大国ニッポン」の真実!
銀座に本店を構える老舗百貨店「銀座空丸(からまる)百貨店」に入社した木洩田一郎(こもれだ・いちろう)は、意に反して、怒りまくった客のクレーム対応に追われる「お客様相談室」に配属される。そこは、常軌を逸したクレームが怒濤のように寄せられるばかりでなく、室長をはじめとした部員たちも、木洩田の理解を超えた「つわもの」ばかりだった。未曾有の「苦情社会」に必読のリアルクレームエンターテイメント!
【著者紹介】
1973年静岡県に生まれる。京都精華大学芸術学部テキスタイルコース卒業。2005年『コミックビーム』にてデビュー。代表作に『無頼侍』『ラッキーマイン』『ダンダリン一〇一』など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S 2
19
老舗百貨店クレーム対応漫画。なぜでしょう、結構おもしろいのに微妙に胃にきりきりきそうなこの空気感は…2019/06/09
トラシショウ。
18
CSフジの漫画情報番組「漫道コバヤシ」での紹介から。デパートの花形・老舗の百貨店の中でも取り分け不人気な部署・お客様相談室の仕事は時に深刻、時に陰湿な様々な「お客様」のご要望に耳を傾け、概ね怒られては概ね謝る仕事。そこに配属されてしまった木漏田にはとても不向きな個性が在り・・・と言うお仕事もの、と言うか酷い言い方をするなら社畜コメディ。あぁ、これはケンコバ好きそうだわ(笑)。実際にお客様相談室での勤続経験が在る原案協力が、描かれるクレームに適度なリアリティを与えている。興味深く読んだ(以下コメ欄に余談)。2016/03/15
年中古本派・文花
13
実は、クレームは、面白いお話のオンパレードである。俗に言う「人の不幸は蜜の味」って奴。しかし、実際のお客様に迷惑がかからないように、フィクション化するのが大変難しいのだ。大人気の「ニーチェ先生」も、実際にあった話をフィクション化した接客業の話だけど…その技術教えて欲しいなーw2016/01/27
ちはや
11
もっと笑えるクレーマー対応かと思いきや、結構まじなやつでした。こういう部署で働いてると寿命縮めそうです。。。2016/07/25
静人
9
「お客様相談室という仕事は、苦情が続かなくなっても終わりではないぞ。お客様がもう一度、銀座空丸百貨店に足を運んでくれたそのとき、我々の仕事ははじめて終わったと言える。」2016/07/18