モーニングKC<br> いちえふ福島第一原子力発電所労働記 〈3〉

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モーニングKC
いちえふ福島第一原子力発電所労働記 〈3〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784063885224
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

原子炉建屋。2014年夏、最前線にはじめて足を踏み入れる。

原子炉建屋。2014年夏、最前線にはじめて足を踏み入れる。

作者が見てきた「福島の現実」に反響続々の原発作業員ルポマンガ、
2012年~2014年編がついに完結。

2014年夏、首都圏で覆面作家として活動しながら1Fでの職を探す竜田のもとに急な電話。ふたたび廃炉作業員として働く次の職場はなんと1号機原子炉建屋だった。あと10メートルのところにある格納容器本体。竜田は未知の「最前線」に足を踏み入れる。

【著者紹介】
大学卒業後、職を転々とし、東日本大震災後、福島第一原子力発電所の作業員となる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

242
この本を読むと日に日に復興が進んでいることが伺えて、あれだけ荒地だったところが変化していることに感動する。また続編が出たら読んでみたい。2015/11/02

yoshida

147
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業のルポ。本巻で一旦は完結。現場の作業員の方の活躍に本当に頭が下がります。原発事故を風化させないためにも、このような作品は必要だと思います。福島県は除染作業等の公共事業で、建設業中心に好況です。少しずつ廃炉作業も、除染作業も進んでいます。しかし、福島県は若者が今後地元で働かない状況が予想され、先の見通しはつかない。作中に「これまでより悪い事はもう起きない」とあるが疑問です。浜通りに再び大規模な地震が起きたらどうなるか。それでも地元に生きる我々は復興を信じて生きるのだ。2015/11/06

りんご

39
図書館の漫画をどんどん借ります。311でえらいことになった福島第一原発。建屋が吹っ飛んじゃいましたからね、絵面としてもインパクト抜群。(これは、、、終わったな)と思った人も多いんじゃないでしょうか。あの場所で、終わらせる作業をしてる人たちがいたし、今もいます。敷地内の作業は防護服に全面マスク。着て脱いでの繰り返しです、それだけでももうげんなり。では現在のフクイチの状況も検索してみましょう。おお、作業服でほとんどのエリアが歩けるそうですよ。遠い国の話じゃないよ。自分の話として考えてみようね。2023/08/05

カブ

37
厳しい現場での様子、知りたくても誰も教えてくれないいちえふで働いていらっしゃる方々のご苦労がわかります。現場で作業されているからこそ描けるリアルな描写です。伝えてくれてありがとうという気持ちです。2016/07/16

Y2K☮

37
この人、明らかにガテン系だし自分とは違うタイプの筈だけど(と言いつつ私も脛に傷持つ男だらけの体育会系の会社に一年半もいたのだけど)、意外や意外、考え方や趣味嗜好、仕事と創作の折り合いの付け方が割と似ている。一度に二つの事をやるのが苦手とか気が付いたらマンガ家よりも原発作業員としての自分に生き甲斐を感じているなど、理解でき過ぎて笑ってしまう。この人は絶対に伊坂幸太郎「砂漠」の西嶋を好きになる(笑) 福島は着実に復興している。色々なメディアが色々な情報を流すけど、信じるのはその一点だけでいい。また読みます! 2016/07/07

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