アフタヌーンＫＣ ｇｏｏｄ！ＡＦＴＥＲＮＯＯＮ オーダーメイド殺人クラブ 〈２〉

及川由美/辻村深月

講談社（2014/07発売）

• サイズ コミック判／ページ数 276p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063879841
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

思春期の絶望的な閉塞感を描いた、直木賞作家・辻村深月の名作小説を、気鋭の及川由美が漫画した話題作、完結！

地方都市に暮らす中学２年生の少女・小林アンは、殺人事件や自殺や大量死の事故などの悲惨で印象が強い新聞記事をスクラップしたり、退廃的な人形の写真集に心を奪われる、過敏な自意識ゆえの嗜好を持っていた。ある日、目にしたクラスメイトの男子、徳川の異様な行動から自分の同類だと看破したアンは、自分の殺人を彼に依頼する。思春期特有の閉塞感で窒息寸前の日々を送る中、決行の日は迫る……。注目作、ついに完結！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[moemo]

文庫版よりもダークな世界観に圧倒。辻村さんの心惹かれる表現力もコミック版では携帯小説のようで半減。

2018/01/15

[くろろん]

２巻出てるの知らなかった。これは…厨二病。あれー？一巻ではまだなんとかいけるかなーと読んでたのに。残念な感じでした。

2014/07/10

[読み人知らず]

結局事件は起こらず最終巻。なんだったんだろう。どーでもいーなーと。

2015/06/30

[ちあき]

意外とあっさり終わったのに驚きました〜

2014/07/30

[東山 春]

きっと、自分がこんな環境になってしまったら、嫌で嫌で仕方ないのだろう。そもそもとして、そんな人が誰とどう付き合おうが勝手ではないか。そんな面倒な所にはいたくないなぁ。そんな感想がぽろりとこぼれた。でも、そう思ったり、これまでなかったりしたというのは、単に自分が“そちら側の人間”ではなかったと言うだけなのだろう。交わらない世界、そういうものがある。｢身分違いのようなもの｣正直そんな言葉じゃ片付けられないような圧倒的な格差、溝というのは、誰もが感じるのだろう。

2014/12/07