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出版社内容情報
悪童・十兵衛の奥の手は、天才を出し抜けるのか!?十兵衛の奇襲で幕を開けた波乱の第2試合――!! だが、嘘と卑怯を尽くしても、格闘センスの塊である佐川徳夫を追い詰めるまでには至らない……。この埋めようのない実力差を、覆すことは不可能なのか!? 佐川の“才能” vs.十兵衛の“喧嘩”、このままでは終わらない――!!
木多 康昭[キタ ヤスアキ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
104
今、最も楽しみにしている格闘技漫画。陰陽トーナメント第二試合、十兵衛対佐川徳夫戦が決着。この戦いはスポーツではない。フィジカルや技だけでなく、あらゆる想定をし利用できるモノは全て使う事も含めて実力なのだ。佐川の「卑怯者」からの、十兵衛の「超ウケる」。そして金剛。最後にリングに立っていた者が強いのだ。十兵衛は遂に工藤戦まで登りつめる。屈辱を晴らす場まで辿り着いた。そして第三試合で文さんと櫻井の戦いが始まる。陰側の選手のトップ同士の戦い。父・入江無一の仇の田島を倒すため、文さんに勝ってほしい。次巻も楽しみ。2017/04/08
ゼロ
56
佐藤十兵衛と佐川徳夫の戦いに決着。十兵衛がリードパンチを連発していたのは、最後の一撃のため。卑怯ものだからではない。この勝利は、自分の弱さを補うためのもの。それでも徳夫が「卑怯者…」と言い、十兵衛が「超ウケる」と言い、金剛を放つ姿にゾクっと来た。そして、負けたはずの梶原が、ここまでの展開を予想して動いていたのに驚く。策略を練るとは一歩、二歩先を読んで動くことを実践している。最後に櫻井と文さんの戦いが始まった。2人とも正統派な戦いをする。どちらが勝つのか。2人とも背景があるだけに、どうなるか予測がつかない。2018/06/26
hannahhannah
16
佐藤十兵衛vs.佐藤徳夫が決着。今巻も十兵衛の狡猾さ、卑怯さが凄い。試合の勝ち方も、試合前の対戦相手への揺さぶり、相手を疑心暗鬼に陥らせるような説得力のある嘘、嫌がらせ。こんなことされたら、精神が持たない。徹底して利己的、嘘つきで、良心の呵責も感じず、狡猾。まさにサイコパス。十兵衛は詐欺屋になっても成功するだろう。そして入江文学vs.櫻井裕章が始まった。2017/05/10
jetcity
12
「卑怯」というのは敗者が最後に吐く言葉だ からの「卑怯者…」が超ウケる。2017/04/14
サケ太
6
圧倒的不利な状況に晒された十兵衛の戦う姿は陰陽トーナメント参加者の心を動かす。が、そんな綺麗ごとな訳がねぇだろ。狭いリングの中だろうが十兵衛の本領は発揮される。ちょいちょい抜けるのは仕方がないとはしても。そして、新たな怪物が現れる。佐川兄弟の恐さはなんなんだよ。そして始まる文さんの戦い。シラット櫻井祐章のルーツ。田島との繋がり。これは驚愕。2017/06/05