ヤングマガジンＫＣ シンギュラー 〈２〉

青木優

講談社（2015/11発売）

• サイズ コミック判／ページ数 1冊／高さ 19cm
• 商品コード 9784063827088
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

想像を絶するロボットバトル！”新世界系”バトルＳＦ、第２巻！！

巨大隕石群衝突により、冬の星と化した未来の地球――。人々は、世界各地に建造された「転送機」に乗り「楽園」と呼ばれる地球に似た星に移住し、滅亡を回避しようとしていた。
日本のとある地方、高校生の昴も例外なく転送機を目指していた。しかし、この地方の転送機が何者かに壊され、「楽園」に向かう競争が起きたことから、昴の激動の人生が加速しはじめる‥‥。

2052年の地球は、巨大隕石群の衝突で冬の惑星と成り果てていた。孤児の少女・保科昴は”楽園”を目指し、超国家機関「星辰会」による惑星移住計画に参加する。だが、それは「特異点」と呼ばれる性質を持った人間を探すための虚偽の計画だった。昴は「特異点」として選別され、計画で移住したはずの人々が犠牲となっていたことを知る。特異点・蜜柑特異点としての能力に目覚め、蜜柑を退け、打倒「星辰会」を目指して動き出すー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[トラシショウ。]

積読消化。隕石衝突で永遠の冬に閉ざされた地球からの外惑星への移住、と言う星辰会による転送装置が特異点を探す為の虚構である事、その事実を知った昴を抑止すべく彼女の義理の祖父を惨殺した特異点・蜜柑、及びそれを差し向けた星辰会に昴の凄絶な憤怒が炸裂する。そして、昴の預かり知らぬところで特異点上位者「27クラブ」トップにより特異点捜索の真意の一端が語られる。実のところ一巻よりは目的がはっきりしたぶん随分と面白くなっている。やはり根幹となるであろう装甲星辰体(アストロン)のデザインが難点か(以下コメ欄に余談)。

2015/12/04