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出版社内容情報
落語を愛し、落語とともに生きた八雲と助六の物語、ついに完結――!!都内でただ一軒残っていた寄席が焼失。
燃え盛る炎から間一髪救い出された八雲は、
自分の落語に絶望しながらも、なんとか生き延びた。
それから幾日、春の東京に訪れたある日。
与太郎こと三代目助六は、小夏との念願を叶えた事を知る。
満開の桜の中、ようやく八雲に正直な気持ちを伝えようとする小夏。
そんな中、「助六」の落語が聞こえてきて、二人を温かく包むーー。
落語を愛し、落語とともに生きた八雲と助六の物語、
ついに完結――!!
都内でただ一軒残っていた寄席が焼失。燃え盛る炎から間一髪救い出された八雲は、自分の落語に絶望しながらも、なんとか生き延びた。それから幾日、春の東京に訪れたある日。与太郎こと三代目助六は、小夏との念願を叶えた事を知る。満開の桜の中、ようやく八雲に正直な気持ちを伝えようとする小夏。そんな中、「助六」の落語が聞こえてきて、二人を温かく包むーー。
雲田 はるこ[クモタ ハルコ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
159
八雲と助六の物語、完結。それにしても寄席はものの見事に焼けちゃったなあ…。そして縁側で八雲と小夏と信之助がいい雰囲気だなあと思ってたら突然…あんなことに…。びっくりしすぎてなかなか話についていけなかったけど、もっと与太郎や小夏や信之助の側にいて皮肉を言いながらも見守ってて欲しかったなあという気持ちはありつつも、こうして次の世代そのまた次の世代って受け継がれて色んな人が関わり合っていくものなのかもしれない。落語が盛衰を繰り返しながら受け継がれていく長い長い物語に浸ることができて良かった。2016/12/29
masa@レビューお休み中
134
終わりからあるからこそ始まりがあり、古いものがあるからこそ新しいものが生まれる。実際の落語のことはわからないですが、ここでは寄席が火事で燃えてなくなってしまう。そこが終わりで、そこから新たな落語から始まっていくんです。助六の妻の小夏が落語家になり、息子の信之助も落語家になり、関東と関西の落語も合わさり…。変わるということは、嬉しさとともに寂しさも伴うものなのでしょうね。でも、終わらないものもある。終わらせてはいけないものも、世の中にはたくさんあるんですよね。そういう結末かと最後に至極納得をしたわけです。2016/09/11
ケイ
117
「ニューシネマパラダイス」の幕切れみたい。逝なくなった人、懐かしい人、今も現役の人...、生きてる人はみんな歳をとって昔を振り返り、懐かしむ。こういうところでの「お初天神」は泣けてくる。師匠の落語というのは弟子には特別なものなんだと、このシリーズを読んで気付かされた。三三の小三治しかり、一之輔の一朝しかり、そして小三治の柳家小さんしかり。小三治さんが、時々小さん師匠の事を話されるが、これからは話されるたびに小三治さんの胸のうちを勝手に色々と思ってしまいそうだな。さて、ドラマはまだ半ば。見ていこう。2018/11/07
小梅
117
あ〜ついに最終巻。で、もうビックリしたったらないわ! ちょっと最初から読み直し‼︎ 2018/02/19
くりり
116
あぁ~ぁ、終わってしまった。苦悩しながら落語に人生を捧げてきた八雲師匠、最後に爆弾を残したまま三途の川を渡って行った。嬉しそうに(笑)「長生きした甲斐がありましたなぁ...」そう言えば、毎朝、松田さんみたいな人が黒塗り車で待機してるけど、師匠は何処かなぁと探してしまいます((゜゜;)2016/10/01
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