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出版社内容情報
人は一人では立てぬときがある――。過去をもつ浪人・朽木と、強くけなげな少女・雲雀。江戸・下町で寄り添って生きる二人の物語。
作家・辻村深月さん大推薦!
「近い将来、必ず『大ヒット』と呼ばれるであろう名作。1、2巻のうちから読んでいたことをきっと人に自慢できるはずです。」
朽木、過去にいわくありげな、一人の浪人。雲雀、家に居つかぬ父を待つ長屋の少女。
朽木が荒れ寺に開いた寺子屋に雲雀が通いはじめ、二人は次第に心を通わせるように。
だが雲雀の父が起こした事件により、事態は急転。雲雀は父の罪を朽木にかぶせようとするが……!? 欠けたる者同士が寄り添って生きる、江戸・下町の人情譚。
寺子屋の師匠と弟子として、心を通わせながらともに暮らす浪人・朽木と少女・雲雀。親をなくし一人きりの雲雀だったが、朽木の手の温もりを支えに、笑顔と強さを取り戻していく。――だが、火事で母を亡くした少年・松乃介の何気ない一言が、雲雀に父の犯した罪の重さを思い出させ……!? 彷徨う心を持つ者同士が明日に向かって生きる……。江戸・下町の人情譚。
【著者紹介】
10月1日生まれ。切ない片思い、ヒリヒリする痛みなど、丁寧な心理描写で、少女誌、女性誌、ボーイズラブ誌と幅広く活躍中の人気漫画家。
代表作に、『王子様と灰色の日々』『500年の営み』『王子と小鳥』『丸角屋の嫁とり』他多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
63
「親の罪は子ともが背負わない」とまだ判断のつかない子供に吹き込んで…。親思いの子ほど騙されてたんだろうなぁ。松之助も、いつかお日様の下で雲雀達と遊べる日がくるといいなぁ。2016/10/12
ちゃりんこママ
59
信仰行事に疎いものだから「初午」の祭礼、寺子屋の入門の儀式など習慣だけでも感心して見入ってしまった。合法的な孤児の人身売買にも舌を巻く…。雲雀の子どもらしい純情と江戸の人情に惚れない人はいないだろう。帯に『近い将来、必ず「大ヒット」と呼ばれる名作』とあるが、本当に池波正太郎などの人気時代劇に負けないと思う。実写化して欲しい。2014/12/17
じぇりい
47
朽木の竹光は何かの戒めの為のものとみた。雲雀の境遇を自分に重ねているようにも見えるけど、お互いを必要とすることがめでたしめでたしではあるまい。今回も雲雀の健気さに泣け、子供たちに癒される。2014/12/06
くりり
45
親の罪は子供の罪ではない、雲雀が健気で泣けてくる。あわや吉原、されど吉原、20両って凄いなぁ...2016/10/30
ひさ
25
うっかりカフェで読んでしまった。涙が出てくるので困った~。少しずつ進むお話でも、こういうのは本当にいい。ゆっくりじっくり描いていってください。絶対に名作!2014/12/07
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