- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 水木しげる漫画大全集
出版社内容情報
水木 しげる[ミズキ シゲル]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
35
水木しげる自叙伝の最終巻。とにもかくにも売れない漫画家時代の貧乏自慢が凄まじい。が、ある日、水木はふと見上げた空に金霊(かなだま)が飛んでいるのを見る。ねずみ男曰く「金霊というのは昔からいるお金の妖怪で普通の人には見えないが……ときとして見えることがある これは倉のマドにお金がひとりでに列をなして空から飛んで勝手に倉の中に入る現象をいう 気づいたときには倉の中はお金の山というわけ」。とたん、水木は売れっ子漫画家となる。忙しさに連れ、アシスタントも増えていく。(つづく)2018/03/01
軍縮地球市民shinshin
6
水木の自伝漫画の完結編。有名になってからは、海外の妖怪や精霊と会うための旅行の話が多い。また母が亡くなった時のエピソードや、葬儀の最中に幽霊となって登場するなどの水木の「心象風景」も加味されており面白い。巻末の2013年刊行の「水木少年とのんのんばあの地獄めぐり」も面白い。亡くなる2年前の作品だが、まさに直前まで仕事をしていたのだぁと思った。2018/02/11