水木しげる漫画大全集 〈095〉 昭和史 2

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水木しげる漫画大全集 〈095〉 昭和史 2

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  • サイズ コミック判/ページ数 558p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775662
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

ハイクオリティかつ超ボリュームで完全再現! 水木しげる漫画大全集 第2期 35巻 責任監修:京極夏彦

水木しげるが語る自伝は昭和の歴史と重なっていく。大河漫画「昭和史」第二弾は、日中全面戦争から太平洋戦争へと突入していく時代を舞台に、実体験を基にした過酷な軍隊での話が描かれる。ついに最前線の自然あふれる南の島へと上陸した水木しげる。そこに待ち受けていたのはかつて無い壮絶な経験だった……。★解説「自然と、妖怪と、人間のあわい」又吉直樹(芸人)

【著者紹介】
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

21
水木しげるの『昭和史』は、歴史を紹介しながらそれを検証する部分と、水木の自伝的部分とが交互に描かれている。この2巻で、ついに日本は太平洋戦争に突入するのだが、それはつまり、徴兵され戦場に立たされる水木が、歴史の只中に置かれるということでもある。そこでも水木は、水木であろうとするところが実にいい。でもその結果、若き水木は、いつも隊長や班長から殴られ続けるのだけれど。2015/03/07

軍縮地球市民shinshin

7
2巻は1938年の近衛首相の東亜新秩序声明から1944年の太平洋戦争のタラワ・マキンの戦い終結ぐらいまでとなっている。水木も大阪で職を転々とする生活から陸軍に応召されてニューブリテン島に出征し、そこで最前線に投入されて九死に一生を得そうなところで3巻につづくとなっている。太平洋戦争の激戦がよく描かれているので戦史としても通用する。水木のマイペースな態度が軍隊にまったく合わなかったためかよく水木は最前線に飛ばされている。陸軍が兵隊をビンタでしごいていたこともこのマンガでは嫌というほど描かれている。2015/03/03

大臣ぐサン

3
大先生改心の傑作、昭和史の第2弾。時代は戦争へと突き進み、運命の真珠湾で太平洋戦争へと突入する。大先生の元にも召集令状が届き、激戦のラバウルへと身を投じることなるのだった。2015/05/26

Fumitaka

2
プリンス・オブ・ウェールズ撃沈に際し「日本機が駆逐艦による救助を妨害しなかった」とか「この時期にはまだ軍人に騎士道精神が生きていた」(p. 153)という『二百三高地』(1980年)みたいな記述や、アメリカには「有色人種への蔑視が感じられないでもない」(p. 100)とかローズヴェルトも真珠湾攻撃を「天祐」と感じていた(p. 137)とか、バターン死の行進の「すべてを本間中将の責任にするのはおかしい」(p. 185)などの見方も交えられる。これもまた当時の日本人がぼんやり考えていた見方の一例かもしれない。2025/03/02

∃.狂茶党

2
戦争が始まり、あっという間に戦場に追いやられる、水木さん。あえて細部に拘泥せず、駆け足ながら、歴史記述と、人生が交差していく。2019/07/08

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