水木しげる漫画大全集 〈073〉 河童シリーズ

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水木しげる漫画大全集 〈073〉 河童シリーズ

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  • サイズ コミック判/ページ数 404p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775600
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

ハイクオリティかつ超ボリュームで完全再現! 水木しげる漫画大全集 第2期 35巻 責任監修:京極夏彦

<「水木しげる漫画大全集」とは?>
半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成! 『水木しげる漫画大全集』第2期は超ボリュームの全35巻。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を完全網羅。
京極夏彦責任監修。

「河童シリーズ」、初の完全収録! 火野葦平の原作を巧みにアレンジした「梅林の宴」や「花の下の井戸」に加え、水木オリジナルの「髪様の壺」など全15話を網羅。細やかに描かれる河童の姿は、どのコマを切り抜いても、一枚の妖怪画として成立しそうなほど。さあ水木しげるにいざなわれ、人の世と水面を隔てて暮らす河童の世界を覗いてみよう。★解説「河童の世界というユートピア」松田哲夫(編集者、書評家、筑摩書房顧問)

『水木しげる漫画大全集』073(1969-1970)、第2期、第13回配本。
★収録作品
「河童膏」「梅林の宴」「皿」「瓢箪」「復讐」「小便」「曲馬団」「花の下の井戸」「詫び証文」「蕎麦の花」「河童の手」「きゅうり地獄」「徳兵衛と丸子石」「髪様の壺」「花子河童」
★資料編
★解説「河童の世界というユートピア」松田哲夫(編集者、書評家、筑摩書房顧問)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」2-27号(通巻60号)
・ある日の一言「コレ、美味しいから気をつけてネ」
・読者の皆さんへ
(ほか)

【著者紹介】
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

15
水木しげると河童と言えば『河童の三平』をまずは思い浮かべるが、こちらは「週刊漫画アクション」に連載された『河童シリーズ』を収録している。河童はもちろん妖怪だが、水木にとって河童は、多くの妖怪の中でもとても愛着のある存在だったのだろう。水木は河童に人間を投影させている。頭に皿はあるものの、その姿は人間に似ているのだ。ご丁寧に『河童シリーズ』の河童は、メガネまで掛けている。とは言え、河童独自の社会がここにあり、独自の価値観があるからこそ、人間批評を可能にする。ゆえに河童は、人間に似てなくてはならないのだ。2016/02/06

軍縮地球市民shinshin

6
水木作品に河童は多く登場するが、本作は火野葦平の『河童曼荼羅』を漫画化したものが多い。原作があると水木はやたらとコマに説明の文章が多くなる特徴がある。オリジナルはそういうことは少ないのだが…。貸本時代の作品には説明文は少ないので、ページ数に制約が多いからそうなってしまうのかもしれない。2016/02/11

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