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出版社内容情報
ハイクオリティかつ超ボリュームで完全再現! 水木しげる漫画大全集 第2期 35巻 責任監修:京極夏彦
<「水木しげる漫画大全集」とは?>
半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成! 『水木しげる漫画大全集』第2期は超ボリュームの全35巻。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を完全網羅。
京極夏彦責任監修。
お金と欲望にまみれた大人の世界で鬼太郎が大活躍!? オトナ向けの鬼太郎異色シリーズ、「続ゲゲゲの鬼太郎」の後半と、「新ゲゲゲの鬼太郎スポーツ狂時代」をあわせて収録。雑誌時には掲載されなかった、幻の「野球狂の巻」未使用原稿が追加された、史上初の完全版として刊行します! ★解説「だって、漫画だもの」なぎら健壱(シンガーソングライター、タレント)
『水木しげる漫画大全集』038(1977-1978)、第2期、第15回配本。
★収録作品
<続ゲゲゲの鬼太郎>
「浮気部長の巻」「猫娘の巻」「肉ぶとんの巻」「運命の巻」「貧乏くじの巻」「キノコの巻」「幽霊自動車の巻」
<新ゲゲゲの鬼太郎スポーツ狂時代>
「うばわれた超能力」「相撲の巻」「野球狂の巻」
★資料編
★解説「だって、漫画だもの」なぎら健壱(シンガーソングライター、タレント)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」2-30号(通巻63号)
・ある日の一言「野球はキライだ」
・編集委員が見た!水木先生のあんなことこんなこと その1
(ほか)
【著者紹介】
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
22
「週刊実話」に連載された、アダルトな『鬼太郎』。浮気に関する悩みを解消する会社を設立しようとねずみ男が目論む「浮気部長の巻」など、女性絡みの艶っぽいエピソードが多く、エロ・グロ・ナンセンスが徹底されている。少年誌でしか『鬼太郎』を読んだことのない読者には衝撃の内容だろうが、この作風もまた、水木しげるなのだ。続く『スポーツ狂時代』は、相撲に野球にと奮闘する鬼太郎だが、ここでもエロ・グロ・ナンセンスが貫かれ、そこに当時の世相も描写され、なんとも味わい深い『鬼太郎』となっている。2016/04/05
軍縮地球市民shinshin
8
1977~78年に『週刊実話』に連載された高校生になった鬼太郎の活躍を描いたもの。「スポーツ狂時代」では相撲と野球で鬼太郎が活躍するのかなと思いきや、ねずみ男が活躍しているような感じがする。エログロの要素をふんだんに-編集部からの要請なんだろうが-取り入れていて、嵐寛寿郎や山口百恵、大平正芳、水島新司といった面々が登場してドタバタ繰り広げる。野球の巻では唐突に終わった感が強い。2016/04/09
大臣ぐサン
2
1977年から78年にかけて『週刊実話』に連載された鬼太郎の続篇。高校生になった鬼太郎が妖術を使って相撲や野球で大活躍!とはならない。アニメの鬼太郎しか知らない人には、時を経たのヒーローの情けなさに幻滅すら覚えるだろう。が、そんなアウトローさが水木ヒーローの本来の姿なのだ。青年誌媒体のためエロネタが多いが、でてくる美人のモデルがマリリンモンローや山口百恵と言うのも、大先生の活躍した時代の長さを感じさせてくれる。2016/04/03