水木しげる漫画大全集 〈036〉 鬼太郎の世界お化け旅行他

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水木しげる漫画大全集 〈036〉 鬼太郎の世界お化け旅行他

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  • サイズ コミック判/ページ数 540p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775464
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

ハイクオリティかつ超ボリュームで完全再現! 水木しげる漫画大全集 第2期 35巻 責任監修:京極夏彦

<「水木しげる漫画大全集」とは?>
半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成! 『水木しげる漫画大全集』第2期は超ボリュームの全35巻。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を完全網羅。
京極夏彦責任監修。

鬼太郎の活躍は遂に世界へ! 個性豊かな海外妖怪との戦いが描かれた「世界お化け旅行」を収録するほか、「『ぼくら・デラックス別冊テレビコミックス』版ゲゲゲの鬼太郎」を史上初の完全収録! イラストは全て描き下ろしという、大迫力の鬼太郎絵物語は息をのむ美しさ。 ★解説「水木先生は『はざま』を描く作家」森山未來(俳優・ダンサー)

『水木しげる漫画大全集』036(1968-1976)、第2期、第9回配本。
★収録作品
〈ゲゲゲの鬼太郎世界お化け旅行〉
「貘」「水精」「妖怪大パーティー」「妖怪七人の侍」「ドラキュラ親分」「砂妖怪」「魔女サーカス」「吸血鬼」「蛇人ゴーゴン」「狼男とゴーゴン」「決斗コロセウム」「蝋人形妖怪」「ベルセイユの化け猫」「霊魂爆弾」「ベアード」「ブードー」
〈『ぼくら・デラックス別冊テレビコミックス』版〉
「猫仙人の巻」「じごくながしの巻」「妖怪バットの巻」「ゆうれい電車の巻」「やしゃの巻」「こま妖怪の巻」「西洋妖怪の巻」「妖怪まくらがえしの巻」「ダイヤモンド妖怪の巻」「モウリョウの巻」「水虎の巻」「妖怪手の目の巻」「磯女の巻」
★資料編
★解説「水木先生は『はざま』を描く作家」森山未來(俳優・ダンサー)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」2-18号(通巻51号)
・今日の一言「何度も鬼太郎ばかりやるのは、鬼太郎みたいな漫画を描く人が少ないんだネ」
・水木しげるインタビュー「海外旅行と水木サン」
(ほか)

【著者紹介】
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

14
『鬼太郎の世界お化け旅行』を収録した全集版『鬼太郎』第8巻。タイトル通り、鬼太郎が世界旅行に赴き、妖怪退治をするという趣向。これが実に楽しい。ドラキュラに狼男、ゴーゴンやブードー、各国を代表する妖怪と鬼太郎の対峙は、そのまま異文化の出会いであり、価値観の激突でもある。同時にそれは、水木しげるの妖怪研究の熱が国内に収まりきらず、世界へ放たれた証しでもあるのだ。あと「ぼくらデラックス別冊 テレビコミックス」に掲載された絵物語版鬼太郎も、なんともめずらしい。2015/10/08

軍縮地球市民shinshin

7
この鬼太郎は1976年の作品と、『死神大戦記』よりも新しく書かれたことほ今回初めて知った。第1話の「獏」での鬼太郎の正義の味方のヒーローとしての定型的なセリフと、ねずみ男の俗っぽい言い回しが何とも言えない。目玉の親父はぺしゃんこになっても空気を入れれば治るというのも面白い。2015/10/31

大臣ぐサン

4
鬼太郎の外伝的作品。日本の妖怪を退治しつくした鬼太郎が、ついに世界に進出。世界の妖怪とバトルを繰り広げる鬼太郎の黄金パターンだ。これは昔ちくま文庫の妖怪ワンダーランドシリーズで読んだんだったか。内容はあまり覚えていなかった。本書の特筆すべき点は、ずばり「妖怪チンポ」に尽きるだろう。見開きで登場するチンポのインパクト!三つもあるチンポからのジェット放尿でホバークラフトのように飛翔するチンポ!これぞ大先生最大のオリジナル妖怪と言えまいか。がしゃどくろやバッグベアードばかりでなくチンポをもっと売り出すべきだ。2015/10/28

○○○ ○○

2
妖怪プロレス漫画の最右翼にして噛めば噛むほどツッコミ所が溢れてくる脱力系水木漫画の傑作。ニワトリの肉めがけて突進する老婆、四つんばいでおなら臭い飴を舐める鬼太郎、脱糞、放尿、みんな大好き妖怪チンポ、二千円とか一万円とかの現実的すぎる金のやり取り、全てが愛おしい。貸本時代の怨念と貧乏が染み付いた世界観やマガジン版の緻密な背景に裏打ちされたオフビート感とも異なる、スカスカの気が抜けたコーラのようなやる気の無さによってジャンクな面白さをだらりと提供する、このスタイルもまた、唯一無二の水木しげるの魅力なのだ。2015/10/26

c

1
このシリーズ、初出は双葉社の少年誌だが三期アニメの放送時にKCコミックス版に収録されたらしく、当時の本を今も持っている。しかし改めて読むと、良い意味でも悪い意味でも酷い。もともとネームを切る習慣もない水木しげるの、作品の構成が最高潮に行き当たりばったりになった70年代。60年代はまだ、日本侵略を目論む西洋妖怪を沖縄や小笠原という象徴的な場所で迎え撃つ、という話に留まっていた。ベトナム戦争でも鬼太郎が加勢したのはベトコン側である。しかしこのシリーズの鬼太郎の行為は、西洋妖怪にとって侵略以外の何ものでもない。2016/01/15

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