水木しげる漫画大全集 〈076〉 コケカキイキイ他

電子版価格
¥2,200
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

水木しげる漫画大全集 〈076〉 コケカキイキイ他

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ コミック判/ページ数 520p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775235
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

痛烈な社会風刺作品からエロティックな官能娯楽作品まで、人間描写の粋を極めた水木しげるの“大人の漫画”がここに集結! 幻の作品「ヘソ取り」を初めて単行本収録!
『水木しげる漫画大全集』076(1966-2012)、第1期・第6回配本

目次
★収録作品
「合格 ―ある純真な少年の物語―」 「大いなる幻術」(原作・山田風太郎) 「一陣の風」「幻覚のいましめ」「妖怪枕返し」「我が闘争 ―ぼくの守護霊―」「原始さん」「群衆の中に」「釣り落とした魚」「怪自動車」「禁断の女」「『幸福』という名の怪物」「最後の妖怪」「星のカケラ」「古道具屋の怪」「密室テスト」「仙人酒」「木枯し」
<コケカキイキイ>「第一話 コケカキイキイの誕生」「第二話 東京大革命」「第三話 不可解な集会」
<コケカキイキイ外伝>「1.黒神出現」「2.魔女上陸」「3.ハンザキ大騒動」「4.死神のささやき」「5.吸性鬼」「最終回 深夜の列車」
「エロ河童」「エロだこ」「屁赤子」「落第王(前編・後編)」「ヘソ取り」
★資料編
★解説「父と母と作品たち」水木悦子(水木しげる次女)
★初出一覧
★付録「茂鐵一覧」通巻1-13号
・今日の一言「自分の智恵を使わず、人の智恵を使おうとしているやつは幸せにはなれん」(水木しげる)
・水木しげるインタビュー「お金がないのはきょて(怖い)」
(ほか)

著者紹介
著:水木しげる(ミズキシゲル)
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

26
読んだことのある作品が多い気がしたけど、他の作品のベースになってる作品があるらしくそちらを読んだのかな?全体的に風刺がかなりきいてる作品が多い。青年誌に掲載されていた作品なのでエロチックなものもある。「エロ河童」「エロたこ」など題名もストレートだ(笑)水木しげるの描く女性は妙に艶かしいな(笑)2013/11/09

ぐうぐう

21
1960年代から70年代に青年誌に発表された短編を中心に収録した全集76巻。社会の非情さや、サラリーマンの悲哀を描いた作品の、なんと多いことよ。とことん突き放した結末も含めて、当時の世情と言ってしまえばそれまでだが、水木しげるが描くと、どこかとぼけたムードが漂っていて、不思議な感触を憶える。そして、笑っていいのかどうか悩みながら、いつしか幸福の意味を考えている自分がいる。つまり、水木しげるの術中に、見事にはまっているのだ。2013/11/25

今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺

20
表題作他、既読のものも多かったが、改めて楽しく読了。『屁赤子』だけは初めて読んだが、水木しげるらしいスカトロジーギャグ。大変くだらなくて面白い。『コケカキイキイ』は理想の社会を作る怪物のファンタジーだが、『コケカキイキイ外伝』は悪ふざけと下ネタのオンパレード。当時の有名人(三島由紀夫・寺山修司・今東光)等が出て来て興味深い。彼等の生前の評価の一端が窺えて貴重な気がする。肩の凝らない諷刺ギャグ集。2013/12/21

軍縮地球市民shinshin

4
水木の青年誌掲載短編は色々と考えさせられる。水木漫画のテーマの一つに「幸福」というものがあると思う。何が「幸福」なのか「不幸」なのか。後年水木が幸福観察学会を設立するのもこの60~70年代ころの作品からも窺われる。2013/11/04

大臣ぐサン

4
表題作の『コケカキイキイ』をはじめ、『週刊漫画サンデー』『文藝春秋漫画読本』等の青年誌に掲載された60年~70年代の短篇を中心に収録している。大先生の風刺はまさに慧眼。幸福とはなんぞやということを考えさせる。あまりの慧眼に軽く鬱る。心理状態が健康でないときは読まない方が賢明。悦子氏によって語られる「エロが苦手」という新事実も興味深い。2013/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7476176
  • ご注意事項

最近チェックした商品