水木しげる漫画大全集 〈001〉 ロケットマン他

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水木しげる漫画大全集 〈001〉 ロケットマン他

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  • サイズ コミック判/ページ数 474p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063775013
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

超貴重! 幻のプレ・デビュー作「赤電話」(共著・宮健児)と、記念すべきデビュー作「ロケットマン」を贅沢に同時収録! これぞ水木漫画の原点の原点! この巻を読まずして水木作品は語れない!
『水木しげる漫画大全集』001(1957-1960)、第1期・第4回配本

目次
★収録作品
「ロケットマン」「プラスチックマン」「ベビーZシリーズ 第一話 水人間現れる!(前編・中編)」「火星人がやってきた」「アマゾンの奇妙なもの」「イラストコラム」「宇宙船の話」「原始世界の竜たち」 「赤電話」(共著・宮健児)
★資料編
★解説「はじめての共同作業は貸本漫画」武良布枝(水木しげる夫人・エッセイスト)
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」通巻1-8号
・今日の一言「根底に哲学があるっていうけどもね、哲学だけでは面白くないから、多少ふざけないとね。ただ、やりすぎてもいかんのだよね」(水木しげる)
・水木しげるインタビュー「すべてがはじめてだった」
(ほか)

著者紹介
著:水木しげる(ミズキシゲル)
本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

18
この全集の第一巻になる。デビュー作等、初期の貸本作品集なのだが、かなりバラエティに富んでいる事に驚く。アメコミ調あり手塚治虫調あり。表題作『ロケットマン』は、当時の特撮映画風SFなのだが、所々で水木風ユーモアが顔を出し、後半とラストは脱力するおとぼけ感(笑)。解説は『ゲゲゲの女房』武良布枝。奥様の解説が可愛らしくて心暖まるものがあった。ベタ塗りを褒められたのがアイラブユーに相当したんだなぁ。2013/10/08

ぐうぐう

17
水木しげるのデビュー作『ロケットマン』を収録した全集第1巻。紙芝居に見切りをつけ、貸本漫画家として新しい人生をスタートした水木しげる。つまり『ロケットマン』は水木にとって、まさしく初めて描く漫画なのだ。にも関わらず、この落ち着き払った風格は、一体なんなのだろう。アメコミを模倣したタッチも堂々たるものだし、何よりも大胆不敵な設定と展開がおもしろすぎる。いわゆる私達が知る水木漫画のスタイルとはほど遠いように見え、しかし、そのヘンテコぶりは、まぎれもない水木漫画なのであった。2013/09/21

kokada_jnet

15
SF的な題材を描いているのに、手塚治虫の影響がほとんど感じられないのが、痛快。巻末の手塚調の「赤電話」は、他の漫画家が途中まで描いたものを、描きついだだけだからね。コマを横に流れる、雰囲気のようなものを表す波状のものが、デビュー作から既に、存在している。2017/06/10

剛腕伝説

11
約60年前の貸本漫画家時代の作品。キャラクターもペンタッチも全く別人の様。流石の水木しげるもこの時期は、発想も貧弱で迷走しているなぁ。2024/02/11

大臣ぐサン

4
大先生のデビュー作。デビュー作なのでまんがの出来自体は今一つだが、後の鬼太郎などで使われたアイデアの原型が既にみられる。大先生の歴史を知る上でも貴重な1冊。それにしても、手塚治虫の影響の強さには驚かされる。2013/09/04

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