出版社内容情報
探索者・霧亥(キリイ)は何千フロアも超構造体を放浪し、「感染前」の「ネット端末遺伝子」を求める――。
独特の世界観と描写によって、コアなファンの心を掴み、後に多くのクリエイターに影響を及ぼした、ハードSFの金字塔がB5サイズの大判となって刊行!! カバーは弐瓶勉が新規描き下ろし! 極限まで発達したインターネット世界。かつての理想郷は危険な世界へと変容してしまっていた。探索者・霧亥(キリイ)は「統治局」への再アクセスを可能にするために、何千フロアも超構造体を放浪し、「感染前」の「ネット端末遺伝子」を求める
弐瓶勉の傑作SFがB5サイズの大判となって刊行! カバーは弐瓶勉描き下ろし! 極限まで発達したインターネット世界。探索者・霧亥(キリイ)は「統治局への再アクセス」を可能にするために何千フロアも超構造体を放浪し、「感染前」の「ネット端末遺伝子」を求める。
【著者紹介】
1971年生まれ。男性。福島県郡山市出身。代表作に『BLAME!』『バイオメガ』『シドニアの騎士』など。1995年、『BLAME』がアフタヌーン四季賞で谷口ジロー特別賞を受賞。その後高橋ツトム氏のアシスタントを務めた後、『BLAME!』の連載をスタート。2009年より月刊「アフタヌーン」で『シドニアの騎士』を連載中。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなほりふくろう
17
これは酉島伝法氏がアンソロジーに参加するわ。ストーリーはこの1冊ではよく分からなかったのだけど、このハードな世界観は凄く伝わってくるし素直に格好いいと思えた。士郎正宗のダイレクトな系譜というかちょっと時代を感じさせる気もする(実際20年前?の作品だし)けど、まあ自分もやっぱりこういうのは好きなんだろう。とりあえず映画観に行ってこよう。 2017/06/11
cavalier0201
15
映画化記念なのかkindle無料だったので初読。シドニアに大ハマりして、人形の国も読みだしたので、いずれはとも思っていたが良いタイミングだった。画風はさすがに古い感じだが、荒廃した無機質な世界でありつつ、どこか濃厚な生き物の匂いも漂う異世界。これぞ二瓶作品。冒頭からのわけわからん感も、おそらく霧亥の心象とシンクロしてのことだと思われ、この部分も含めて楽しむのが作法と達観。肝心の物語はまだよくわからずネット端末遺伝子とやらがキーになるってところだけ。2017/06/02
若布酒まちゃひこ/びんた
10
弐瓶勉は、ハードSFが好きな人のためのハードSFを書く。そのいちばんの特徴は世界を作者の技巧で構築するのではなく、そもそも作品などというものなどなくて、かれがBLAME!という作品を作る・作らないに関わらずにその世界が実在するとして物語がはじめられる点にある。読者はその世界に積極的にアクセスしようとすることによってのみ、このマンガを読むことができるんだとおもう。2015/06/08
あさひ
9
かなり映像的。何が描きたいのだろう。マトリックスとCUBEを混ぜたような世界。これから楽しみ。2017/08/08
オザマチ
9
旧版で読んでいたけど、新装版を改めて買うことに。BIOMEGAもそうだったけど、一回目より二回目の方が面白い漫画だ。2016/04/10