出版社内容情報
生きづらさを抱えたまま大人になった。だからちゃんとした大人になれていない。そんなたかこが出会う情熱と衝動の物語。
たかこは、母と暮らすバツイチ45歳。深川から自転車で新大橋を渡り、社員食堂のパートに通う。とくに大きな原因はない。逆にすべてが原因でイヤになっているのだろうか――。このところ、夜にやられて隅田川のほとりで一人、酒を飲む。ところが、だれもいないと思ったそこで、声をかけてきた男がいて――!? ふんばりざかりをふんばる人に、届けたい物語。
たかこは、母と暮らすバツイチ45歳。深川から自転車で新大橋を渡り、社員食堂のパートに通う。とくに大きな原因はない。逆にすべてが原因でイヤになっているのだろうか――。このところ、夜にやられて隅田川のほとりで一人、酒を飲む。ところが、だれもいないと思ったそこで、声をかけてきた男がいて――!? ふんばりざかりをふんばる人に、届けたい物語。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
87
題名からしてインパクトがある。45歳で離婚の経験者片岡たかこさんが主人公。彼女はアパートの大家をしている母親と暮らしている。地味な女性で恋愛とは無縁。生活も淡々したものだが、どういうわけか読んでいると心に染み入る内容だった。1章で、たかこさんがビールを飲みながら、川辺で歌を口ずさむ場面などは本当にぐっとくるものがある。哀愁と可笑しさと切なさの絶妙のブレンド ! 後半の方で自分よりもかなり年下のシンガーにときめいて、彼女の生活に張りが出てくるのは微笑ましい。たかこさんに幸あれ!2017/12/14
ワニニ
42
確か新聞評で知り、読みたい登録していた。機会あり、kindleにて1巻読了。身につまされる感あり、痛いほど共感する部分もあり。凄いなぁ。がしかし、読むと惨めな気持ちにもなる。45才で、あそこまでくたびれているのは…、読むに耐えない。続きがとても気になるが、マンガにはもう少し違うものも求めてしまい、2巻以降保留。2017/06/18
ちゃりんこママ
32
40代後半、女としては黄昏…って、主人公たかこさん、まだ45歳ではありませんか!! 身の置き場が無いコミュ障中高年女性の心情が、とってもとっても共感できる。2016/03/28
さなごん
28
お友達のレビューを読んで読みたくなりました。主人公とおないどしの現在。45歳の疲れ加減はわかる。私もコミュ障気味なのでわかる、と思いつつ、ここまでではないんじゃない?とかわかるような違うようなそんな複雑な気分。でもときめく気持ちは、わかるな!私ももっていたいよ2015/10/17
こばまり
28
設定、キャラクター共に胸に迫るものがあり、読みたいような、居たたまれないようなモジモジした塩梅に。主人公の今後が気になり出したので、これは“わしづかまれた”ということでしょうか。2014/12/31