出版社内容情報
外交とは、同盟とは、国防とは、国境とは――漫画史上最も雄々しく知的だと評された男達の物語が、新たな光を持って照らしだされる!
米潜水艦隊とソ連潜水艦隊を立て続けに撃破した「やまと」は、ソ連太平洋艦隊を追撃する。地上では、自軍の惨敗に業を煮やした米政府が、「やまと」を擁護する日本政府を強い姿勢で追い込んでいった。「やまと」の処分をめぐって日米会談は決裂。米政府は海上自衛隊第2護衛艦群への攻撃を許可する。いまや、日米ソ3国は一触即発の状態にあった。
【著者紹介】
かわぐちかいじ
1948年、広島県尾道市生まれ。68年「ヤングコミック」誌にて『夜が明けたら』でデビュー。『はっぽうやぶれ』『プロ』『ハード&ルーズ』などヒット作多数。
87年『アクター』、90年『沈黙の艦隊』、そして02年に『ジパング』で講談社漫画賞受賞。
06年には『太陽の黙示録』で第51回小学館漫画賞、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞も受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴジラ 芹沢
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アメリカってメディアでは正義として報道されることが多いけど、実際はテロリストが居そうっていう曖昧な理由で町を空爆したりして地元の民間人から恨まれているのだろうけど、そういうことってあまり報道されないなぁ2014/09/08
blue-brass
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ショーンコネリー主演の「レッドオクトーバーを追え」は好きな映画で、潜水艦どうしのニアミスや魚雷に向かって操舵するシーンにわくわく。TV放映があればその度に欠かさず見ているが、何と劇場公開が1990年で、30年以上も前とは驚いた。本作はその2年前の1998年からの連載だからその当時に読んでいたら「レッド・・・」は二番煎じにも思えただろう。もちろん、テーマは異なるわけだが。次巻以降、我が国の国防問題、日米安保、核保有等についてドラマが展開されていくのだろう。全32巻まで付き合うことになるかは、んーわからん。2023/10/15