- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(中高生・一般)
- > 講談社 KCDX
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
41
B:雰囲気が良かった。最後の方はちょっとよく飲み込めてないけど。泡になった私が過去へ未来へってことかな2013/05/26
akihiko810/アカウント移行中
20
女子高生がある日怪しい科学者に出会い、2人に分裂しちゃう! ヘンテコSF漫画。7/10点 つばなといえば、ヘンテコシュールなSF作品なのだけど、そのデビュー作なのかな。「第七女子会彷徨」がそのヘンテコの極北なのだけど、本作からつばなの持ち味である「ヘンテコシュール」は健在。ただ、本作はSF的な説得力に力を入れたか、ヘンテコな可笑しさは「七女」の方が上である2022/03/29
星野流人
13
天才の発明品の実験に付き合わされた女子高生が、何故か二人に分裂してしまう事態に陥る物語。序盤は七女のような、少し不思議な事態に巻き込まれつつものらりくらりとやり過ごしていく少女(達)の物語。しかし後半に入るとシリアスな展開もあって、とてもおもしろかった。メッセージ性も強くて、結構感動した。ただ、お姉ちゃん死んじゃった時は昼だったのに、どうして綾子らは朝ご飯食べてたの? とか、過去の人達には見えないはずなのに「たぬき」の猫が天才には見えたのか? とか、物語的にちょっと気になる部分はいくつかあったけど。2011/09/14
ブレーメン
11
読メきっかけ漫画。またひとつ、良作に出会えた! 怪しげな科学者の実験に付き合い、自分が二人に分裂してしまった主人公・綾子。最初は単純に同じ思いを共有したりしつつ楽しんでいた訳だが、もう1人の方はニセモノだと判明してからが話が俄然面白くなる。ライトSFコメディみたいな。そして涙も流してしまったし。この作者の別作品も早速ゲットして来ようっと。2013/12/12
かえるくん
11
『第七女子会彷徨』が最近おもしろくなってきたからついでに、という軽い気持で手を出してみたら……これ、けっこういいよ。いや、好きだよ。こういうのめっちゃ好きだよ。マッドサイエンティストのヘンテコな発明品のせいで自分が二人になってしまうというコメディを出発点にして、あくまでトボけた味わいを基調としながら、なんとびっくり時間SFの要素まで盛り込んで、近しい人の死という深刻な問題も取り扱ってみせる。構成を整理しきれていないところはあるが、その振幅の広さがこの作品のおもしろさの核になっており、素直に感動させられた。2013/08/03