KCデラックス アフタヌーン<br> ナナナバニ・ガーデン - 須藤真澄短編集

KCデラックス アフタヌーン
ナナナバニ・ガーデン - 須藤真澄短編集

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  • サイズ コミック判/ページ数 148p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063759822
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MURAMASA

38
須藤真澄さんは『電氣ブラン』からもう25年も経っているのに、作風が正統に進化し続けているすごい人。子どもと動物とじいちゃんばあちゃんとこれだけ繰り返し描いているのに陳腐なモノにならず、そのたびにワクワクするような世界に、しんみりと味わえる物語に引き込んでくれる。でも正直なところ、私は須藤さんのシリーズものや長編を読みたいなぁと思うのです。短編で気軽に読める作品にも良作はたくさんあるのですが、『AQUARIUM』のような心をふるわせてくれるファンタジーを、また読みたいです。2010/10/30

ビスケ

4
『おさんぽ大王』は大好きで何度も読み返しているけれど、ますび先生のストーリー漫画を読むのは、これが初めて。ちまちまと丁寧に描かれた背景、小物、おじいちゃん、おばちゃんがいいなあ。優しさと切なさが詰まった、透明感のある物語も好み。特に「サンドシード」が良かった。他のますび作品も集めてしまいそうな予感。2010/11/09

TAMANI

4
須藤真澄先生の描く死生観には重過ぎずとてもふんわりとしたものを以前から感じていたのだけれど、今回の短編集はほぼ全編に渡ってそれが描かれていて、かつて「アクアリウム」を読んだ時とも違う郷愁に近い読後感がありました。特に印象に残ったのは「雨が止むとき」で、昔のSFを想起させるあの設定はタネが分かってもどこか恐ろしいものを感じるのですが、それでも最終的な読後感がとても優しいものになるのがこの先生らしさなんだろうと思います。2010/11/07

シュエパイ

4
皆なにかに導かれるように、前へ、前へ。進まなきゃ、ただそれだけを生まれたときから知っているかのように。さぁ、まずは宿題をすませよう。きっとバニや生まれたての竜やオアシスが、守っていてくれる。その事の幸せを感じながら、さぁさぁ♪2010/10/24

オルサ

3
ミナゾコ姫がすべてを物語る。「なんにも不都合はない。そういうお話」だと。真のメルヘンとはこういうものだ。須藤先生の、理屈など一切不要の不思議で素敵な世界観が目白押し。この発想は自分にはありえないし、この世界観を描ききっているところも素直に素敵です。にーしても毎回思うけど、なんか女の子がエロ可愛いです。ああまったく可愛い。「商店街」と「ねこじかん」が好きかな。…しかし、こう書いてきたものの「森の兄妹」は結構異色だと思います。大事な人の数だけ悲しみは増える、それでも前に歩く。人生の縮図みたいかと思いました。2011/01/02

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