感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
touch.0324
35
あまりに有名なストーリーの核心を知ったうえで読んだが、それでも終盤の展開には心が震えた。リアルタイムで読んだ世代に与えたインパクトはいかばかりか。『ベルセルク』や『寄生獣』など後進の大作に大きな影響を与えたというのも納得。熱血漢・正義漢のステレオタイプなヒーローより、怒りや悲しみなどの"負"の感情に突き動かされるダークヒーローの方が好みの自分にぴったり。これだけの密度(ストーリー、メッセージ性)ながらコミックスでわずか5巻にまとめたというのも驚き。《これが!おれが身をすてて守ろうとした人間の正体か!》2015/02/12
李孟鑑
4
圧倒的な作品でした。まれに、作品そのものが意思を持って、作者を突き動かし、引きずっていくような作品があります。永井豪氏にとって、この「デビルマン」は正にそうした力を持った作品ではなかったかと感じました。後半の展開、描写はそれほどに破壊力があります。さまざまなメッセージを読み取ることのできる作品ですが、わたしがもっとも強く感じたのは、「正義」の恐ろしさです。主人公・不動明は、確かに正義の心を持っていたためにデビルマンになることができました。……(コメ欄に続く→)2017/02/03
仲本テンカ
3
恐怖とは、善悪を、逆転させてしまう力があるのですね。「悪魔が襲って来る。恐い!不安だ!」と、そんな感情だけで突き動いた大衆一派。その恐怖の矛先はなぜか、真の恐怖(悪魔)には向かわず、理性を保てる(善良な)一個人へと向かってしまう…。そんな、真の恐怖を描き切ったスゲぇ作品でした。結局、善悪とは、その場の感情で決まってしまうのですね。「恐い、怖い」の感情が、一番の恐怖だという事がよく分かりました。デビルマン、切ない…。2013/01/21
そのじつ
1
トラウマ漫画。人間の「原罪」のようなものへの恐れ、異形の者たちへの愛着、アンドロギュヌスのサタン…。NHKの「マンガの現場」で永井豪氏が語っていた、何かに突き動かされるように描いた。とても苦しかった。しかしこれを描く為に漫画家にならされたのかもしれない…といった意味の話が、その泣き出しそうな表情と共に脳裏に焼き付いている。永井豪が霊感を受けて描き上げた魂の一作。2011/07/22
おまおま
0
最高です。




