出版社内容情報
手塚 治虫[テヅカ オサム]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bo-he-mian
12
クッソ面白かったぁぁぁぁぁぁぁ~!!『火の鳥』実質的に読了。あとは「少女クラブ版」のみ。若い頃に読んでも感動はしたと思うけど、トシとって雑多な知識がつき、読解力が高くなった事で気づく凄さがある作品。これは教科書が教えてくれない日本史の「見方」が描かれている作品でもあり、手塚一流の人間のエゴや文明批判はもとより、日本は先住民族が大陸からの渡来人によって征服された国だという事や、何よりも刺激的だったのは、この最終章「太陽編」では仏教も侵略者として描いている事だ。2022/02/28
ホームズ
10
未来編もようやく物語が飲みこめるようになってきた気がする(笑)この火の鳥のシリーズもこの巻で最終巻。きっと手塚治虫はもっと書きたいことがあったんだろうな~って気がするシリーズでした。オリジナル版が欲しくなるな~(笑)2012/04/18
KDS
3
第十一巻「太陽編」後編。この「太陽編」は手塚治虫の存命中に発表された単行本は角川書店の愛蔵版だけなので、講談社版も全く同じだろうと思っていたが実際は異なる箇所がある。収容所でスグルがヨドミを刺した後、病室でヨドミが生き返るシーンの数ページは明らかに別バージョンだ。ここは雑誌連載時のものが復刻されたと思われる。更に角川版ではカットされていたページがあちこち復活していたりもするのだ。復刊ドットコムのオリジナル版は買いそびれてしまって読めていないが、この「太陽編」は相当違うのではなかろうか。文庫化されないかな?2023/12/14
まご
3
「太陽編」後半。うーん、7世紀の話の方は、ただの歴史マンガ。21世紀の方も、ただの戦いの話。「人間というのは、いつの時代も争いを起こし、きりが無い。宗教と権力が結びついた時、残忍になる。人間の権力は人間自身の手で無くすもの。」というようなことを火の鳥が言った。これが、「太陽編」のテーマだとは思うが、物語は、イマイチ。ただ長いだけで、中味は一貫性がなく、ラストも中途半端。残念。さて、ここ数日で、「火の鳥」全巻を読んだが、子供の頃読んだのとは違う印象があったものの、生命とは?などの答えはわからなかった。しかし2015/07/15
ふろんた
2
★★★★★2019/04/30