出版社内容情報
「その生き血を飲めば永遠の命を得ることができると言われている……」。「永遠の命」をテーマに、手塚治虫が生涯にわたって描き続けたライフワーク作品 「火の鳥」シリーズがついにはじまる! 第1巻には「騎馬民族渡来説」を取り入れ、独自の解釈による日本神話を描いた「黎明編」に加え、手塚治虫エッセイ集より抜粋した「『火の鳥』のロマン」を 掲載。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『火の鳥』黎明編(手塚治虫漫画全集MT201~202『火の鳥』第1~2巻収録) /『「火の鳥」のロマン』(手塚治虫漫画全集別巻MT389『手塚治虫エッセイ集』第3巻収録) <初出掲載>『火の鳥』黎明編 1967年1月号~11月号 COM連載 /『「火の鳥」のロマン』1983年1月号 「旅」掲載
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
273
中々古代史についての解釈がよかった。熊襲とか九州の話が多いので邪馬台国は北九州説を取ってるのかな?ちょくちょく他の作品が出てきたり遊びがあって面白いな。2017/03/23
Aster
49
今の漫画と一線を隠しているのはシリアスとコメディの融合が自然であること、脈絡がないことを隠さないこと。最近のギャグ漫画よりよっぽどふざけていて、グロ漫画よりよっぽど悲惨。手塚治虫を漫画の原点だとか開拓者として見てしまうのは致し方ないが、それよりもプロットの精巧さに驚く。バイアス無しとは言えないが、手塚治虫ブランドを無視しても十分に素晴らしい作品だと言い切れる。2021/02/01
紫
14
「黎明編」こんな風に歴史が絡めてあると、これまでの歴史感が変わって面白い。女と男はそれぞれ別の強さで生き抜いていく。2013/12/17
ホームズ
13
『火の鳥』をちゃんと読むのは初めてかもしれない。こんなに面白いとは(笑)古代の歴史に絡めた物語は面白いですね(笑)2011/11/16
まご
12
Kindle版火の鳥。1巻。「人は一体何の為に生きているんだろう?」と思い始めた中学生の頃、全巻一気読みした記憶がある。それから35年以上経ったが、答えは未だにわからない。しかし、「火の鳥」は、名作です。テーマは深く、問題を投げかけている。読者は考え、自分なりに感じ入るところが必ずあるはず。読み始めたら、まず止まりません。2015/07/09