出版社内容情報
苦しい修行の末にピッパラの樹の下で悟りを開いたシッダルタは、謎の聖者ブラフマンより聖なる印を授かり「ブッダ」(目ざめた人)を名乗るようになった。しかし、悟りを開いたあともブッダは修行を続け、あるとき気品をたたえた青年と出会う。それはなんとバンダカの子ダイバダッタの成長した姿であった――。本編にくわえ、手塚治虫漫画全集未収録作品「外伝・ルンチャイと野豚の物語」を収録したシリーズ第4巻! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT293~294『ブッダ』第7~8巻収録 <初出掲載>1972年9月号~1978年7月号 希望の友/1978年8月号~1979年12月号 少年ワールド/1980年7月号~1983年12月号 コミックトム連載
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
66
ブッダの生まれてから亡くなるまでのお話、その④ついに悟りを開いたシッダールタ。しかしその反面、ふるさとであるカピラバストウがコーサラ国に攻め滅ぼされたことを知り苦悩する姿も。シッダールタの歩む道も気になるけど、タッタとミゲーラ、ダイバダッタ、コーサラ国のルリ王子とヤタラ、マガダ王国のビンビサーラ王とアジャセ王子など、関わりのある人々の運命が少しづつ絡み合い出して、それを追いかけるのにも夢中になる。ホントすごく良くできてる。さて…国の威信をかけて戦うことになったタッタとヤタラのことが気にかかる。2016/04/12
yomineko@ヴィタリにゃん
46
シッダールタを裏切るデーパ。アッサジの命が日々消えて行くが意に介さないアッサジに驚くシッダールタ。タッタは怪人、ヤタラと対決する事になるが、、、2021/12/14
こうすけ
16
1巻ごとに深まってゆく。アッサジとヤタラの話はすごい。これまでのキャラクターが絡みはじめる。シッダルタがついに悟りの境地に。観念的なテーマを絵で見せるすごさ。2022/11/04
ホームズ
6
予言されていたアッサジの死。あまりの予想外の死に方に衝撃が・・・。久々に凄いって思った。瞑想中ブッダと出会ったヤタラやダッタの会話などなんというか凄い漫画ですね(笑)2011/06/14
もくもく
4
火の鳥(のようなモノ)に導かれて、シッダルタが悟りを得ます。梵天勧請が、螺髪を与えられ「仏陀(ブッダ)と名乗るように」と命じられるという表現になっているのが、面白いなあ…。成道以降は、後の仏弟子たち(ダイバダッタ、タッタ、ヤタラなど)のエピソードになって、シッダルタ=ブッダが脇役のようになるのが、仏伝としては仕方ないのかもしれませんが、お話としてちと盛り上がりに欠けるかな~。2019/06/07
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