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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
57
太宰の青春時代を描いた漫画。絵がうまくてさわやかで、とにかく本作の太宰さんがかわいすぎる。かわいすぎる。ヤバい。初代さんもかわいい。山岸さんはサリーちゃんのパパみたいな髪型だが本人再現率高し。檀さんはやっぱり影が薄い…このまま太宰の最期まで描いてほしかったです。津軽弁もいい感じです。胸がキュンキュンしました。2016/05/21
古古古古古米そっくりおじさん・寺
39
面白い。太宰治生誕100年の年に週刊モーニングで短期連載されたもの。太宰の人生の途中まで。死ぬ迄全て書いて欲しかった。青春時代だけとは惜しい(≧へ≦)。ただ、それ故に自殺の悲劇は描かれず、コミカルな味わいがある。有名とは言えない太宰の周辺の人達も多く登場。太宰が包茎で、それはオナニーのせいだと自分で語っているが、これも何かの資料から出ているのであろう。下品だが、こういう偉人のコンプレックスは同じ悩みを持つ人達の杖になるはずだ。兄との切ない雰囲気も良い。詳しくかつ面白いのが良い。太宰がダメ可愛い。2011/01/19
まゆまゆ
20
2009年に、太宰治生誕100周年記念でモーニングに短期連載されたものだそう。太宰さんの「若気の至り」しかないキラめく青春時代(笑)をマンガ化✨ 最期の入水自殺や、薬物中毒で苦しんだ時期などの辛い部分はあまり書かれておらず、全体的に明るくてギャグ漫画みたいなノリになってます(笑)太宰さんが津軽弁なのも高ポイント。絵がキレイで、凄く楽しめました!改めて思ったけどやっぱりこの人、ダメですねえ(笑) でも大好きです。2016/05/12
紅独歩
3
アンビバレンツな太宰治の魅力を、うまく描いている。あらためてコミックで読むと「ダメ男」「厨ニ病」「かまってちゃん」等、現代のキーワードにそのまま当てはまる人物像に驚く。こうした感情は誰もが体験するものだが、それを作品という形で昇華・遺すことは極めて難しい。その辺りが、いまだに太宰が愛される理由なのだろう。2009/06/18
つづき
2
愛すべき最悪男こと太宰治。やっぱりろくでもないんだけど、切なくても悲しい道化のような人だったんだな。2009/06/20