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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
24
良い人たちですが識字障害にもマジックにも理解がないご両親の元をはなれ、マジシャンの弟子と孫の共同生活が始まります。学校を嫌がる少年が無理やり連れていかれた中学校で、友だちと優しい指導者に恵まれ、徐々に良い人たちに出会ってコミュニティの輪が広がっていくのがマジックとともに伝わってきて感動しました。また、様々なマジックトリビアも楽しい!2024/11/18
どんぶり
15
北条さんは、学校に行っていなかった良に、学校の良さを分かって貰いたいと、日々受け入れてくれる学校を探し、やっと見つけて喜ぶ。でも、やはりその障がいが邪魔をする。特別学級の他に、通常学級にも入ることになったのだが、障がいという先入観をなくすため、そのクラスの生徒も担任も良が障がいを持っていることを知らずに過ごす。「バカだバカだ」といじめられたってへこたれず、常に真っ直ぐな良。同じくいじめられている渡辺との友情に涙。良の才能がなくなれば北条さんは離れていくと言われ、落ち込む良の前に北条さんが現れた最後に涙。2014/01/04
ぐうぐう
8
「おまえが自由や……心ゆさぶるものを求めてどうしようもなくさまようこと 決して忘れるな! そして誰かに与えるんだよ おまえにはその力がある!」。良のマジシャンとしての成長よりも、難読症を抱えて通う学校生活を、とてもきめ細かに描いていることに、この漫画の誠実さがある。2008/12/14
ふうてんてん
6
担任がひどいなあ。周りの子たちも。淡々として諦めてるような良だけど本当は信じられる人が欲しいんだと思う。2015/09/01
mrmoont
6
大人びた言動をするかと思うと、子供っぽくむくれてみたり、主人公の良が可愛くて和むのである。マジックシーンの美しさにはつい見入ってしまう。おじさんとの絆はちょくちょく揺らぐけれど、そのたびに深まっていく。本巻のラストシーンには気持ちが救われた。こうした小さな奇跡があるから、人は強く生きていける。2010/07/27