ＫＣデザート おはよう、いばら姫 〈３〉

森野萌

講談社（2016/02発売）

• サイズ コミック判／ページ数 186p
• 商品コード 9784063658552
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

このマンガがすごい！２０１６（宝島社刊）ランクイン！　家政夫男子高生と「憑依」体質少女の新感覚ボーイ・ミーツ・ガール！

「丘の上のおばけ屋敷」と噂のある空澤家の一人娘・志津。実は「死者の魂を呼び寄せる憑依体質」のため、その体にはいろんな人格が出入りしている。ワケあって家政夫バイト中の高校生・美郷 哲は、志津に普通の女の子の体験をさせようと、自分の通う学校にこっそり連れて行くけれど……？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[英知＠マンガ専用]

志津変わったね；；哲との出会いが志津の心を潤していってるんだと感じた巻でした。でも志津の今回の変化は、哲にとっても良かったよね。サッカーをした哲の心からの笑顔が本当に素敵だった。そしてそれを見ていた志津の笑顔も。最後に抱き合うシーンがすごく好き！思わず泣いたよ。そんでもって私やっぱり千尋くん好みだｗチビに敏感で面白かったｗあの目ダメｗでも志津への「よりによって」っていう言葉はどういう意味なんだろう。気になる！哲と志津が、このまま何のしがらみもなく仲良くなっていけばいいのになぁ。おまけに和みましたｗ

2016/02/18

[よっち]

家政夫バイト中の高校生・哲が憑依体質・志津に普通の女の子の体験をさせようと自分の通う学校にこっそり連れていったり、サッカーを諦めた哲のために志津が奔走する第三弾。お互い距離感を測りかねながらも、相手のために何とかしようと動き出す二人。すごいじんわり来ていい話だなあと思ったんですけど、みれいさんの思わせぶりな一言や、志津の家族との関係が心配ですね。

2017/04/09

[パンジャビ]

うわー…凄い。読み終わって唸ってしまった。話も絵も、上手くね？話が展開するにつれ、事情が明らかにされるカタルシスと感動が広がってくるってのは褒めすぎだろーか。でもラストよかったなぁ。2人がだんだん変わってきてるのがいい。そして最後のおまけで笑わせ、カバー下で泣かせて。この作者さんの漫画はカバー下の漫画も充実してて、本編で語られてない1シーンが描かれるから電書を買うと損する気がしてまう…でも紙を置く場所はないからレンタルになるけど。志津に憑依してる人達の描き分けが相変わらずお上手。次も楽しみだなー

2016/05/21

[すず]

レンタル..前巻ラストで意味深に登場した志津のお父さんは全く出て来なくて哲とサッカーの話がメイン！！哲が大好きなサッカーを諦めた事を知ってしまった妹の涼ちゃんのショックな気持ちもわかるけど早く仲直りして欲しいな..志津の中に誰が入っているのか表情だけで分かるようになって、書き分けている森野さん凄いなあ～！、

2016/03/22

[ジロリン]

あぁぁぁぁ！泣ける！泣きそう！…泣いた！あの場面、あの表情、あの台詞。いい歳したオッサンを、こんなに泣かせる少女マンガがあるなんて！このマンガ、オジサンキラー・重松清が別名で描いてるんじゃないよね（笑）何かが欠けている者と何かを失った者が、互いを思いあうことで、序々に満たしあってゆく物語だった。その二人の遣り取りががとても胸を打つ。ラスト見開きの、この巻のクライマックスであるひとコマに向かって、話を盛り上げていく展開が見事です。さて、この後二人はどんな物語を見せてくれるのでしょうか…

2016/02/20