日本の10番背負いました―ブラインドサッカー日本代表・落合啓士

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 167p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784063649734
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

出版社内容情報

現在、パラリンピックの人気競技として注目を集めているブラインドサッカー(視覚障害者5人制サッカー)。その日本代表の10番として活躍中の落合啓士選手の半生を描いたノンフィクション。

内容説明

「キャプテン翼」に憧れ、夢中でサッカーをやっていた少年時代。視力を失い、サッカー選手になるという夢を失い、自暴自棄になった学生時代。死をも考えた男は、ブラインドサッカーと出会い、再び立ち上がる。つぶされても、転んでも、くじけず泥臭くプレイし、観客を熱狂させる日本代表キャプテン・落合啓士の強く激しい生きざまを書いた、渾身のドキュメンタリー!!

目次

アジア選手権を終えて
「キャプテン翼」に憧れていた少年期
失明への恐怖におびえ、不良の道へ
やんちゃ時代、ピークからどん底へ
障がい者スポーツとの出会い
ブラインドサッカーに打ち込むために大阪へ
世界を初めて体感する
ロンドンパラリンピック出場を逃す
ブラインドサッカーが教えてくれたこと
これからの私がめざすもの

著者等紹介

落合啓士[オチアイヒロシ]
1977年8月2日生まれ。神奈川県出身。10歳の頃から徐々に視力が落ちる難病を発症し、18歳で視覚障がい者となる。25歳でブラインドサッカーに出会い、その後日本代表に選出。世界選手権2014、アジア選手権2015では日本代表キャプテンとして出場。神奈川県内唯一のブラインドサッカーチーム「buen cambio yokohama」設立。代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

luther0801

9
▼生まれもっての病気のために、18歳の時に目が見えなくなってしまった著者が、ブラインドサッカーに出会って、立ち上がっていく話。▼ブラインドサッカーを通じ、少年サッカーチームにも体験してもらっているとのこと。体験後は「視覚障がい者=目が見えなくて大変な人」ではなく、「見えなくてもボールを蹴ることができるすごい人たち」になることで、障がい者への価値観が変わってくる。▼盲目になるという絶望の中から、次第にその環境の中で出来ることをポジティブに生きようとしていく姿に感銘を覚えた。2015/12/05

ユミカッチ

4
著者の半生もビックリ物語が満載ですが、選手、指導者、マッサージ師としての活動を通して得た体験がとても興味深いです。視覚障がい者、晴眼者の両方の視点を持つ著者でなければ気づけない角度で「あ!そっか!!」の連続。 これから叶えたい夢の数々に、自分も何かしらで参加したいな!これから社会はどんな面白い方向に変わっていけるだろう?ワクワクする本。 落合選手の人を惹きつけて止まない人間力を再確認しました♪2015/12/07

まさあき

3
1977年生まれ。キャプテン翼に憧れて、ボールを蹴る普通の少年――。夢は「サッカー選手」。そんな少年を10歳の時、徐々に視力が落ちる難病が襲った。夢は破れ、落ちに落ちた。中学生でタバコを覚え、ケンカもやった。母親に「オレの目が悪いのはお前の責任」といい、金を要求したことも……。そんなときブラインドサッカーに出逢う。日本の草創期を支えるメンバーとして練習に打ちこむと、どんどん頭角をあらわした。料理をしながらもボールに触れ、いつもボールと一緒にいた落合は、いつのまにか10番を背負い、キャプテン翼になっていた。2015/12/09

AMOROS

2
日本の10番おっちーさんの自叙伝。波乱万丈だけど一本気な性格が憎めない。どこかドラマ化しませんか?2015/12/08

Yuka

1
ブラインドサッカー日本代表キャプテンの著書。 穏やかな外見とは裏腹に勝利にこだわる熱い男。そして今からは想像もできないくらいのヤンチャな学生時代。 パラスポーツはそのものでももちろんスポーツとして魅力的だけど、選手のストーリーを知るとより一層観戦が楽しくなる。2015/12/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9919334
  • ご注意事項

最近チェックした商品