- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 ヤングマガジンKC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
7
臓器移植の話②完結編。今回は臓器移植に伴う拒絶反応と感染症、そして倫理的な問題に関するテーマである。臓器移植に関する倫理面での問題には、ドナーが意思表示を示して「いた」としても、家族親族がそれを「受け入れない」または「受け入れられない」という人間の感情の面が大きく作用すると思われる。特に、遺族にとっては、医師を家族を殺した対象として見てしまうこともある。これが、感情の部分の倫理である。感情と医師の持つ生命への倫理との擦り合わせが、臓器移植のみならず医療の課題となり得る。患者も医師も家族も人間である。2022/07/07
まぬけのまりこ
1
2巻まとめて。臓器移植のお話。誰かの命につながるそれは綺麗事ではなく、ときに誰かの死の上に成り立ち。渡す側、受け取る側のどちらにも事情があって。とても難しいテーマ。生死に関わるには主人公があまりに軽薄とか言ってはいけない。馬鹿だから怖いもの知らずでできることもあるのです。2022/07/13