大阪府警暴力団担当刑事―「祝井十吾」の事件簿

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784063528374
  • NDC分類 317.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

2011年8月に突然発表された吉本興業の主力芸人・島田紳助の引退。その理由は、山口組大幹部との交際だった--。
元大阪府警のベテラン暴力団担当刑事、祝井十吾が目の当たりにしてきた暴力団捜査には、頻繁に著名人、大企業の影が浮上した。ボクシングの亀田父子、多数の一部上場企業、メガバンク、芸能界からは吉本興業の所属芸人、そしてビートたけしまでが……。
紳助の黒い交際を、『週刊現代』誌上でいち早くスクープした著者は、祝井たち捜査員に対する取材で集積した「マル暴事件簿」を丹念に紡ぎ上げた。その作業は、時に戦後日本が奇跡の経済成長を遂げるうえで必要とされた「闇社会との接点」に光を当て、そして裏を返せば、2012年に全国で暴力団排除条例が施行され、彼らとの関係の清算を迫られる各業界の煩悶を描くことでもあった。

内容説明

強面刑事たちが記録し続けた芸能界、格闘技界、財界の闇社会との接点。そのすべてを白日の下に晒すノンフィクション。

目次

第1章 島田紳助引退の舞台裏
第2章 新山口組壊滅作戦
第3章 吉本興業の深い闇
第4章 漆黒のボクシング興行史
第5章 ヤクザと銀行
第6章 梁山泊事件
第7章 ヤクザの懐
第8章 捜査刑事の落とし穴
終章 山口組捜査の行方

著者等紹介

森功[モリイサオ]
1961年、福岡県生まれ。岡山大学文学部卒業。『週刊新潮』編集部などを経て、2003年、フリーランスのノンフィクション作家に転身。08年の「ヤメ検―司法に巣喰う生態系の研究」。09年の「同和と銀行―三菱東京UFJの闇」(ともに月刊『現代』掲載)の両記事が2年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

58
暴力団という名があるにもかかわらず堂々と世の中にはびこるのも不思議だと思う。広域指定暴力団という言い方もおかしい。にもかかわらず芸能や風俗界では公然と活動しているのは事実。芸能人と暴力団の関係は深いことを知った。壊滅作戦と言いながらもその情報は漏れていたり警察OBがパチンコ業界や風俗に天下りもあることを聞いたことがある。持ちつ持たれつという関係があるかぎり暴力団の問題は無くならないと感じた。2016/03/03

GAKU

21
この手のノンフィクションが好きな人にとっては、すでにどこかで読んだような内容ばかりで、今一でしたね。2015/09/23

そら丸

7
実名表記の興味深い話ばかりで、あっと言う間に読み終えたんだけど、大阪府警の暴力団担当刑事を総称して祝井十吾と表記するのが最後まで違和感がつきまとい残念!★★☆2013/05/27

ひとまろ

4
芸能ネタ、ボクシングネタはまぁまぁ面白かった。ただ暴力団ネタは以前の著書でも触れている話の焼きまわしのようでかったるい。2014/12/28

ゆう

3
驚きは少なかった。実名で書けるギリギリまで書いた勇気は認める。だがここまでなんだろうな。憶測を書けば何倍も面白くなる。しかしそれだと出せなくなる。そこがつらいところなんだろう。2014/03/19

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