出版社内容情報
2011年3月11日の福島第一原発事故以降、経産相として最前線で闘い続けた176日間を克明に振り返る。事故の深層を記した一冊
文字通り日本を揺るがした2011年3月11日の東日本大震災と、それに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故。
著者の海江田万里は、原発の監督官庁経済産業相の担当大臣として、事故収束の先頭に立つこととなった。
日本全体が混乱する中、彼は事故の経緯を自分のノートに書き留め続けていた。
原発の暴走を止めるために打たれた対策の数々や次々と出てくる新たな問題に対し、政府は、海江田氏はどういう行動を取ったのか。
原発事故の細部まで自分でコントロールしようとする菅直人首相との確執や“お公家様”体質の東電幹部とのやり取り、福島第一原発の前所長吉田昌郎氏との交流など、これまで公表されなかった原発事故を巡る真実が遂に明らかになる。
ソフトバンク社長孫正義氏との会談で新エネルギーに目覚める菅首相に振り回される形となった浜岡原発の停止や玄海原発再稼働問題、参院予算委員会での“男泣き”にも言及。
民主党代表選を経て、野田佳彦政権が誕生するまでの176日間の記録。
FRIDAYが一年間続けた原発事故報道のひとつの回答である。
まえがき
1,事故の発生
2,原発事故に対する人類の反攻
3,増え続ける汚染水との闘い
4,吉田所長との会談
5,浜岡原発を停止せよ
6,総理との確執と玄海原発
7,今後の日本が取るべき政策
内容説明
音声が消えていた東電本店で行われた菅直人総理の演説、原子炉放水全ドキュメント、吉田昌郎福島第一原発所長との会談、浜岡原発の運転停止交渉etc.原発事故の裏側を克明に記したノートのすべてを白日の下に晒す。
目次
第1章 闘争の始まり(震災発生;届かないSPEEDI;ベント進まず;総理、福島へ飛ぶ;1号機突然の爆発;連鎖する爆発;計画停電
著者等紹介
海江田万里[カイエダバンリ]
衆議院議員、第14代経済産業大臣。1949年生まれ。慶應義塾大学卒業後、参議院議員秘書を経て経済評論家として活躍。1993年の衆議院議員選挙に、日本新党から立候補、東京1区で初当選。日本新党解党に伴い、市民リーグを結成。1996年、鳩山由紀夫氏、菅直人氏らと民主党結成。2005年の郵政選挙で落選するも、2009年の総選挙で5期目の当選。2010年菅内閣で内閣府特命担当大臣、経済財政政策、科学技術政策、宇宙開発担当となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遅筆堂
うさこ
SU
Katsuaki Mori
kouki_0524
-
- 電子書籍
- 同姓同名に転生した件 第5話 送られた…