感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
3
読んだ当初は中々の駄作と思ったが改めて読みなおすと才能と技術のアンバランスさが問題であるのが分かる。アイデアはホント素晴らしくてペーぺーの刑事と科捜研のコンビを主軸に物語を進める辺りは時代を先取ってるし、後半天才的なエリートが登場しコロンボ的に犯罪を解決すると言う構成は現代でも新しいと思う。アシをやらして基礎技術の底上げが漫画家的にも人生にもこの作家には必要だったのではないか?鬼才は常人とは違う問題を抱えてるのだな再発見した次第。朋友おだま氏の追悼が泣ける。夭折が悲しい、ただひたすら悲しい。2020/02/02
誰パンダ
1
キャラクターも独特だけど、トリックというか解決方法もなかなか独特。畠山は新本格的な探偵というか、口八丁のコロンボ的な感じで犯人を論理的に追い詰めていくが、最終的には声紋や耳紋という身も蓋もない最新科学的手法による物的証拠というのも外してきておもしろい。「一森くんの挑戦状」に見られる新本格に対する態度もどっちつかずでおもしろい。登場人物の描き分けが下手だけど、ネタさえ切れなければミステリーとして普通におもしろいシリーズになったのではと思う。そのうち顔の描き分けが下手なことを逆手に取ったトリックとかやってそう2020/04/09
jp
0
華倫変は天才だと思う2013/02/14