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内容説明
本書は、創立40周年を迎えたタツノコプロの、特に草創期に視点を定め、“吉田竜夫とタツノコプロ”とクレジットされた時期を中心に編纂を試みた。漫画工房であったタツノコプロが、なぜアニメを制作することになったのか。多くの才能あるクリエイターが、いかにしてタツノコプロに集い、アニメ作りに情熱を注ぎ込むようになったのか。創立から、吉田竜夫氏が逝去される昭和52年頃までの、第一次黄金期と呼ばれる時期にタツノコプロに関わられたクリエイターの証言から、それらを感じてもらえるはずである。
目次
第1章 タツノコプロの礎
第2章 企画文芸の理
第3章 演出という術
第4章 キャラクター創造という業
第5章 アニメーターたる閾
第6章 表現すべき彩
第7章 それぞれの匠
第8章 外部にいる輩
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
1
リスト製作委員会の面目躍如たる力作です。インタヴュー中で、本人も忘れていたり、言い漏らしている事を「それは○○ですよね」みたいにフォローしている箇所が散見されて、それはもう驚愕です。立花隆さんも言われていましたが、インタヴューの質は事前準備に比例して濃くなって行きます。話してもらうこと以外は聞き手の方がよく知っているくらいでないと、本当に意味のある聞き取りとは言えないのです。ハードルは限りなく高いですが、本気で質的な調査を行うのなら、ここまでの事は最低限やるくらいの気概が必要なのだと思い知らされました。2015/03/02
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