内容説明
海底遺跡をめぐる凶悪テロ事件発生!南国の「遺跡島」で小龍(シャオロン)と再会した金田一と美雪。しかし、そのホテルでテロ事件が発生、人質として巻き込まれてしまう。テロリストを操る姿なき悪魔“キング・シーサー”の目的は何なのか?命がけの脱出作戦の行方は。ファン待望、明智警視ノベルス初登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
生田目 房一郎
10
個人的な思い出として初めて徹夜をするきっかけになった本。その次は姑獲鳥の夏。これのアニメ映画版には京極夏彦さんが声優で参加しててそれから興味を持った流れだろう。与那国島の海底遺跡発見が当時話題になり、舞台を紺碧島として黎明期のネット、テロリストを絡めた意欲作を仕上げてきた。上海魚人伝説の小龍も加わった一行が藍沢一族の経営するディープブルー・アイランドに滞在。ネットに君臨するキング・シーサーの命を受けた5人の信者がホテルを占拠してしまう。人質の一人に凶弾が放たれ、脱出劇が緊迫してあとは下巻に。2021/03/19
シュウ
9
小龍再登場は嬉しい。一とタッグ組んで、かなりの活躍を見せている。一共々親友とお互いを考えているところもいい。いきなり沖縄の孤島でテロ事件に巻き込まれながらも、生き延びる為に知恵を絞り立ち向かっていく。2016/09/23
hannahhannah
7
小説版第七弾。沖縄の紺碧島が舞台。「上海魚人伝説殺人事件」に出ていた楊小龍が再登場。海洋開発会社の人間模様が複雑な上に、テロリストたちも襲撃してくる。しかし、テロリストたちは甘すぎ。小龍と以前に遭遇して彼が戦闘ができると知ってるんだから脚でも撃っとけばいいのに、やらない。金田一の要求を呑んで人質たちを部屋に入れるのもおかしい。そのまま目の前で監視するか、条件を出せばいいのに。テロリストグループはメンバーをレッドとかイエローと呼び合っていた。戦隊ごっこかよ!殺人は起きるけど、犯人は簡単に分かる。下巻に続く。2018/08/12
Nazolove
6
久々金田一を取って読んでみた作品、過去作品の「犯人はこの中にいる」とは違って謎のテロリストとの対決と毛色が違う作品で小説に埋もれさせなくても実写化・漫画化(どうやら映画化されたようだが)されてもいい作品ではないかと思った。 緊迫状態においても金田一が冴えてるので彼はバカのふりして本当は頭がいいんじゃないか、と思った。 原作ファンとしては明智警視のプライベート?(仕事以外での)シーンが見られるのでお勧め、まさかコーヒー党とは・・・(某特命係のように紅茶かと思っていた)(笑) 下巻も楽しみながら読む!2015/02/07
じゅんぢ
5
アクションシーン多めの前編。まさか、テロリストが出てくるとは思わなかった。2016/12/09
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