内容説明
深い霧のたちこめる漆黒の海―姿なき『幽霊船長(ゴーストキャプテン)』が舵を取るとき呪われた客船は血塗られた洋上の“密室”に変わる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
22
【再読】悲恋湖の事件にも繋がる、豪華客船の事故の当事者達がどんどん殺されていく事件。船内で起きるので、クローズサークルに当てはまるのかな。毎回の事だけど殺された被害者には同情する気は起きず、犯人が気の毒で仕方ない。犯人はなんとなく当たってしまった。2022/03/31
hannahhannah
9
小説版第二弾。客船が舞台。トリックも分かりやすくて良い。いつもながら金田一の超人的な観察力と推理力が半端じゃない。今回は「悲恋湖伝説殺人事件」の原因になった事件が犯人の動機になる。加害者家族に嫌がらせしたり、迫害する奴らどうにかならんのかね?身内が犯罪者になって、ショックを受けてるのだから、ケアはしても追い打ちをかけるようなことをしたら駄目だろ。2018/07/30
朱雨
7
航海中の船内から忽然と消えた船長。その様子がマリー・セレスト号事件を思わせる中、続く悲劇。『幽霊船長』の正体を金田一が暴く、小説シリーズ第2弾。映像を観たことがありトリックや犯人は覚えていましたが、船という限られた空間内での推理は楽しかったです。コミック版・悲恋湖伝説殺人事件の核になった事件についても触れられているので、併せて読むことをお薦めします。2019/07/10
じゅんぢ
7
ミステリ―はやっぱりトリックも大事だけど、動機も大事だと思う。読みながら、あらためてそう思った。2016/11/17
シュウ
7
高校の頃に読んで以来かな。犯人は覚えていたけど、悲恋湖殺人が起こった原因と、今回の事件がつながっているとは気づいていなかったな。今漫画の方も読んでいるから、理解しやすいね。2016/07/20




