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出版社内容情報
【内容紹介】
「人間のまがい物」「天使のまがい物」「機械のまがい物」ヴァンデミェール、それは魂を宿した自律胴人形。
飛べない翼は自由な魂の象徴。作り物の体が宿した魂は、どんな障害にもくじけることを知らない。少女の名前はヴァンデミエール。せいいっぱい広げた飾りものの翼は、彼女たちをどこへ導くのか。19世紀ヨーロッパに似た世界から始まった、彷徨の物語がいま完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チューリップ
7
最後の話は最初の話のその後だった。レイは人生を終えたけど人ではないヴァンデミエールは変わらずにこれからもいるんだけど旅立った先が明るいものであるといいなと思える。ブリュメールの悪戯とか最後の親の語りで個人的に怖くなった。ヴァンデミエールの火葬が印象に残った。吹雪をしのいだあの空間は母親の胎内でもあったのかな。所々なるたるでも見たマークとかあって気になった。2022/11/20
exsoy
7
心を得たのね2010/08/02
訃報
6
『ヴァンデミエールの火葬』が良かった。皮肉な母性。でも偽物だからこそ、普通の母性より崇高なものに感じられる。それがまた皮肉。悪意ある作家。一番変態っぽく感じたのも母性のせいだろうか。げっそりこけた頬と髭面。少年が男になった、イニシエーションでもあったのかな、この火葬は。2014/02/25
yom
3
より人間的で、より幸福な話が増えた印象。2021/03/03
ひかる
3
話が少し繋がっているのにおおっとなりました。優しさと残酷さが同居している、素敵なお話でした。2014/06/18
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