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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
150
柚子は軽度の知的障害者。恋人の草介(作業所仲間)が事故で亡くなる。柚子が妊娠4ヶ月だと告げられた母は娘が草介から暴行を受けたものと思い、作業所の支援員に詰め寄るが、二人は恋人同士だったと告げられる。柚子を子供扱いしていた母と、妊娠までは知らなかったが大人の女と見ていた支援員の違いが露わに(これは障害の程度による問題だと思う)。出産を反対された柚子は髪を切り落とす。支援員や弟の後押しに母も遂に折れて出産へ。愛の中に生まれてくる命を絶つべきではない。難しいがこの選択はありだと思う。保健師の冷静な叱責も貴重だ。2022/04/03
Naomi
7
以前、ドラマをちょっと見て気になっていたマンガ。軽度の知的障がいがある「ゆず」が、大好きな「そうちゃん」の子どもを出産し、家族や支援スタッフさんの協力を得ながら子育てしていきます。エピソードが少ないのが、ちょっと残念ですが、このマンガは、担当さんの提案で描き始めたことを知って、すごいなぁって驚きました。2014/06/08
阿輸迦
6
旧優生保護法に基づいて知的障害の人たちが強制不妊手術を受けていたという恐ろしい事実が明らかになり、その後この漫画を読むと、何と間違ったことをしていたのだろう、とあらためて思った。ちなみに強制不妊手術を最も多く許可したのは、北海道庁だそうだ(ニュースによると)。軽度の知的障害がある主人公・柚子(ゆず)は、妊娠していることが明らかになる。柚子の母親は、柚子に中絶を勧める。が、柚子は「赤ちゃんを産みたい」と自分の意志を貫く。リアルなら、知的障害の人の希望を通すのは難しいかも?家族に支えられ柚子の子育てが始まる。2018/10/28
まめむめも
5
持ってるのにスマホで無料漫画で再読。こんなにサポートしてもらえるって、ちょっと羨ましい。柚子の家族は柚子に色々させてあげてえらいなぁ。2019/06/26
かなっち
4
作家さん買いです。3巻まで無料だったので、こちらも面白くて一気に読みました。障害のある母親の育児モノですが、色々考えさせられながらも興味深く、続きを読みたくてウズウズしています。とは言え、主人公のゆずの危うさにハラハラしながら、周囲の人の援助がないと育児はできないと実感しましたね。ゆずは家族に恵まれて出産できましたが、出産を諦めるケースもたくさんあるんじゃないかと思うと胸が痛いです(旧優生保護法の件もありますし…)。2022/03/06
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