内容説明
神戸から横浜、そしてシドニーへ。プロ生活20周年、終わりなき旅を続けるサッカー職人の待望の初エッセイ。
目次
はじめに神戸からシドニーへ
2001年
2002年
おはぎ職人に会いに行く
2003年
2004年
2005年
テリー伊藤対談
シドニーから
著者等紹介
三浦知良[ミウラカズヨシ]
日本サッカー界の立役者。15歳でブラジルに渡り、各地のプロチームで活躍。Jリーグのスタートとともに帰国。ヴェルディで、熱狂的な人気を誇り、その存在感は「KING」と呼ばれる。ドーハの悲劇を経て、4年後ワールドカップフランス大会予選でも活躍。本大会で代表からもれたことで大論争を巻き起こした。京都、神戸とチームを移籍。今年、J2の横浜に移籍して話題を呼ぶ。12月の世界クラブ選手権に、オーストラリアのシドニーFCの一員としての出場。サッカーの職人に徹したあくなき挑戦が、サッカーファンを超えた共感を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BEAN STARK
7
おはぎが本当に大好きなんだなというのが伝わってくる。ナポリでの靴職人とのエピソードがいい!サッカー選手としても、オシャレな人としても尊敬できる人。柔道家の野村忠弘氏、中日ドラゴンズの山本昌氏と今年はベテラン選手の引退が多い。Jリーグができて20年以上経つのにまだ現役で頑張っている姿に感動します。どうかこのまま続けていってほしいと願います。ジャンクスポーツで浜ちゃんとパスをしながら「ヨボヨボのじいさんになっても」と言っていたのが、微笑ましかった( ´∀`)2015/10/14
リュウジ
5
キングカズ。サッカーに詳しくなくとも多くの人がこの名を知っている。そんな彼が2001年から2005年まで、彼は何を考え何を感じ何を思っていたのかを朝日新聞と神戸新聞に書いたものを一冊にまとめたもの。書かれた言葉は決して特別ではない。しかし彼のこれまでの生き方を背景にしたとき、その着眼点は重く含蓄のある言葉となって向ってくる。そして文章のそこここにある彼のやさしさ。本当にいい人だと思う(一度、仕事でお会いした時にも何気ない行動にその一面を目の当たりにした)。今の日本のサッカー界に彼を継ぐ人はいるのだろうか?2007/08/08
anken99
5
カズさん、やっぱりすげえなと思った。本書は『やめないよ』以前の新聞コラムをまとめたもの。そういう内容だとは思っていなかったので、もうけものだった。神戸在籍時だから、もう10年以上は前の書籍だが、カズ節は現在となんら変わりない。だからこそ今なお現役でプレーしているんだろう。前向きな言葉の数々に勇気づけられたが、巻末のテリー伊藤さんとの対談が、何より秀逸だった。マイ殿堂入り決定。2014/04/18
Humbaba
5
日本サッカー界に他の追随を許さないほどの影響を与えた三浦知良選手.同年代どころか,下の年代の選手ですら引退している中で,なおもピッチに立ち続ける.それができるのは,飽くなき探究心でもって常に挑戦を続けているためである.2011/12/02
てつてつ
4
8年後に読んでます、まだキングカズは現役です、46歳~もうすぐプロ生活30年に近付いています、どこに向かっていくのでしょう! 自分も職歴30年でした(笑)、毎日がすべて研鑽です。「あと12年で還暦だ」と友に言うと 責任の取れるひとでありたいと返事がありました。同感です。 2013/09/29