講談社ノベルス
双蛇密室

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062990943
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

藍川警部補は「二匹の蛇」の夢を見る。夢は何を暗示し、どんな謎が。ミステリランキングを席巻する「援交探偵」らいちシリーズ第4弾「蛇の悪夢」に関わる「地と天」の密室。
過去の扉を「援交探偵」が開く!

前代未聞の大仕掛けで
ミステリランキングを席巻する
「らいちシリーズ」新作!

「援交探偵」上木らいちの「お客様」藍川刑事は
「二匹の蛇」の夢を物心付いた時から見続けていた。
一歳の頃、自宅で二匹の蛇に襲われたのが由来のようだと
藍川が話したところ、らいちにそのエピソードの矛盾点を指摘される。
両親が何かを隠している? 
意を決して実家に向かった藍川は、
両親から蛇にまつわる二つの密室事件を告白された。
それが「蛇の夢」へと繋がるのか。
らいちも怯む(!?)驚天動地の真相とは?

早坂 吝[ハヤサカ ヤブサカ]

内容説明

「援交探偵」上木らいちの「お客様」藍川刑事は「二匹の蛇」の夢を物心付いた時から見続けていた。一歳の頃、自宅で二匹の蛇に襲われたのが由来のようだと藍川が話したところ、らいちにそのエピソードの矛盾点を指摘される。両親が何かを隠している?意を決して実家に向かった藍川は、両親から蛇にまつわる二つの密室事件を告白された。それが「蛇の夢」へと繋がるのか。らいちも怯む(!?)驚天動地の真相とは?

著者等紹介

早坂吝[ハヤサカヤブサカ]
1988年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。2014年に『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞し、デビュー。同作で「ミステリが読みたい!2015年版」(早川書房)新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

353
新作が出ていたのでさっそく。帯の煽りが大人しく、そろそろ息切れか?と思ったら、思いっきり振り切ったバカミス(←誉め言葉)だった。今年も結構な話題になるのではないだろうか。実現性の有無はともかく、細かい伏線を配しており、作り込みはしっかりしたもの。この一手間の掛け方がどんどんマニアックになってきている気がする。エロ要素も、もはや意地になっているのでは?というくらい何がなんでも入れてくるが、まぁよく思いつくものだ。あとは、38年前の出と現在の出が同一人物と思えないくらい解離していた点が少し気になったか。2017/04/06

しんたろー

159
らいちシリーズ4作目。巻を追うごとに「エロミス」「バカ ミス」要素が薄れてきた感があるが、それでも独特の雰囲気 と、難解なトリック解明は健在で楽しめた。今回は「本当に 出来るの?」と思わせるトリックなのでツッコミ度は高く なっているが、少人数でも犯人捜しを難しく描いている手腕 は買える。残念なのは主役・らいちの登場が少ない点、ウリ であるはずのエロシーンがグロくなってしまった点。オーソ ドックスな謎と新しい謎を融合させて創作する意欲と、B級エンタメの体裁ながら心情を描く姿勢が好きなので、次作も 待ちたい♪2017/08/08

aquamarine

83
らいちシリーズ4作目。藍川刑事の悪夢から、彼の過去に迫ります。シリーズの性格上トリックありきでストーリーを組み立てているのだと思いますが、それでもちゃんと必要なエロミスを作ってくるところが凄いと思います。現実としてそんなことができるかとかそういうことが起こり得るかはともかくとして、自分の知識のない部分なので、謎が解けてなるほど、というより、そんなことがあるのか!と唖然とした感じになってしまいました。らいちの到達した事件の真相はなかなか衝撃でこの後の藍川刑事が気になります。2017/08/05

Akihiko @ VL

74
早坂吝さん3冊目の読了。作品のタイトルは『双蛇密室』。その名が示す通り、本作最大の謎は密室という状況だ。それもただの密室ではない。真相の鍵は"密室の中の密室"を見つけ出すことにある。しかし、普通"あの状態"を密室と考えるのは常人には不可能である。唯一、このトリックを暴き、真相を掴むことができるのは"職業・娼婦 趣味・探偵"の上木らいちをおいて他にいない。本作を馬鹿馬鹿しいと切り伏せるのは簡単だ。だが、真のミステリマニアであるならば、その斜め下の発想に唸らざるを得ないだろう。下半身を引き締めて読むべき1冊。2018/10/16

ゆかーん

68
蛇、蛇、蛇。蛇が嫌いな人にはお勧めできません。毒ヘビによる殺人事件は斬新ですが、それにしても後味の悪い結末…。事件の真相が発覚した瞬間には、あまりの衝撃と馬鹿な結果に笑ってしまいました(笑)「こんな無理な話があるかな?」と思いつつも、らいちシリーズを知っている人なら、「あるかもね」と思ってしまうのでしょうね(笑)ラストで、被害者の藍川さんが、らいちさんとお別れしてしまったのがショックでした…。下ネタ推理小説が終わってしまわないように、こっそりと応援していますので、続編をよろしくお願いします!2017/10/07

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